九月一日、堺市で講演をしました。
昭和55年に、女性たちが歯ブラシを売ったり、寄付をしたお金をもとに建設された女性センターが、
この日、コクリコ堺という名前になってリスタートを切りました。
コクリコはフランス語のひなげしですね。英語ではポピーとなります。
あの花を、堺の出身の与謝野晶子が、鉄幹を追って詠んだ短歌。
ああ皐月仏蘭西の野は火の色す君も雛罌粟われも雛罌粟
今度の名前は、一般の方からの公募で決まりました。
鉄幹に恋い焦がれた晶子が、いつしか夫の才能を抜いていく。
その象徴となったのが、この短歌だったように感じます。
堺市には、もう四回お招きいただいています。大崎麻子さんと出会ったのも、堺市でした。
女性たちは学び続け、この場で行われている自由の泉大学では、連日老いも若きも様々なカリキュラムを学んでいます。
市議会議長の山口典子先生(後ろ姿ですみません)と、ひなげしの花のお話を少し。
これは今年の式典の看板ですが、堺市には昭和55年に手書きされた看板も大切に残されていました。
保存もきれいですよね。
発掘をしたのは、瀧口住子館長。うれしいな、こうやってポーズを取ってくださいます。
こんなに大勢の皆さんが、講演も聞いてくださいました。
この先も末長くコクリコさかいで、皆様が学ばれ続けますように願っています。
また、このたびは台風の被害に遭われた方があるかもしれません。皆様のご無事と街の復旧を祈念しております。