昨年の夏に出版された『移植医たち』がおかげ様で三刷となりました。

 

 私が移植医療と出会ったのは、冬の旭川の街でした。

 旭川医科大学の古川博之教授や移植医療を受けた家族の方とTVの番組の企画でお会いして、そのときより、時計が動き始めました。

 

 

 気づけばそこから六年も経ってしまったのですが、出版を記念して、原点となった古川先生との対談を、いつもは連載の場をもらっている『なたね』が組んでくれました。

 

 旭川にある「雪の美術館」が会場です。

 氷柱の廊下があったり、雪の結晶が様々な形でデザインされた場所です。

 

 対談では、執筆中、私がしつこくぶつけ続けた質問にどう感じておられたかなど、今回は率直に訊いています。すると、思わぬお返事が……。

 

 米国医療のバックグラウンドになっている、肝臓移植の父、スターズル博士の言葉なども、改めてうかがっています。

 

 小説をすでに読んでくださった方にも、ぜひ読んでいただきたい対談となりました。

 

 

 

 『なたね』は、全国のなのはな薬局グループに置いてあります。