執筆中でしたが、どうしても観たくて『ギフテッド』の試写へ。
この映画は、すごいな。
ヒロインを演じるマッケナ・グレイスは、本当は11歳なのだそうですが、この映画では7歳の天才数学少女の役です。
天才ゆえの苛立ち、苦悩、悲しみ、同時にある7歳の無邪気さ、人を愛する気持ちをなんなく演じきっているように見える。
亡くなった母の弟と海辺の家で二人暮し。
つまり叔父にあたる人です。
クリス・エヴァンスがヒゲもじゃで演じています。
姉の子を引き取って、独り身の彼がどう感じてきたか。幾度か登場する胸の内、うまい。
猫も出てくる。片目の猫が、物語のキーになります。
映画の感想を伝えるのは、すごく難しい。
ただ、試写会なのに堪えきれずに落涙しました。
しまった、と思ったら隣の方、たぶんご高名なラジオのパーソナリティの女性でしたが、そちらはティッシュを取り出して、もっと盛大に泣いていました。
ちょっとほっとしました。
で、そこからは隣の方はあちこちで泣くんですが、私とはまた違った箇所で心に響いているんだなと思って、
私にもっと勇気があったら、話しかけてみたかったです。
全米ではヒット中。
アメリカに、こういう映画が戻ってきた。
シンプルで、良質な肌触りの作品が戻ってきた。
それがわかっただけで、うれしかったのかもしれません。