本多劇場に、のぼり旗が揺れています。

 

 志の輔らくご in 下北沢 2017 「牡丹灯籠」へ行ってきました。

 

 今年で10回目、チケットはいつも即完売になるという、人気の演目です。

 

 会場は、ちょっと夏祭りのようになっていて、

 

 

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 風鈴や、こんな手ぬぐいも売っています。手ぬぐいには、名前も入れてもらえるんです。

 

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「牡丹灯籠」も、「大忠臣蔵」と同じように、歌舞伎などでは演じられてきたものの、志の輔さんが現代落語に甦らせたプロデュース作品ですね。

 

 もともとは中国の物語、これを江戸時代に武家屋敷の中で起こる殺人事件へと発展させた作家がいて、落語では初代三遊亭圓朝さんが15日間30時間をかけて語り継いだ

噺といいます。

 

 志の輔さんはこれを、前半は物語の解説、後半は落語の形で見せていきます。

 

 

 

 

 登場人物、かなり多いです。

 武家屋敷の人間関係も、血縁、養子、愛憎、仇討ちととめどなく複雑ですが、これをみんな面白く解説してしまう。話芸の極みです。

 

 さんざん笑い、しかし最後にのこるのは、男たちの野心と化けてでも出たかった女たちの心だったでしょうか。

 

 

 終演後、下北沢で冷たいお酒がとても美味しくしみていきました。