いつまでもくよくよしていたって始まらないし
元気だしてがんばらないと、と思っていてもふと
物思いに耽ることがあった。

嫁さんにしても、長男が4月に生まれ育児に奮闘していて
その挙句いつのまにか次のこどもがおなかの中にいたという
パターン。
それも一瞬のぬか喜びで不幸にも神様のいたずらという結末で
終わってしまった。

もう、二度とこどもなんか欲しくない。
もう、二度とあんな目にあいたくない。

嫁さんは心身ともに疲れ果てていたとおもう。
何を言っても慰めの言葉も通じないほど
落ち込んでいた。

時間が解決してくれるだろうか?
あれだけ明るい性格の彼女からもう、笑顔は消えていたし
この先どうやって家庭の中を明るくしていこうかと
悩んだ。

しかし、長男は無邪気にも何事もなかったかのように
ふたりの間に存在していた。

もし、長男さえも今いなければふたりの間におおきな溝
ができていただろう。
つらいときに長男と今まで以上にあそんでやることによって
嫁さんも少しは気休めになったに違いない。

子は「かすがい」かも?