いまになって思い起こしてみれば、子供がはじめて
生まれてもう、育児に必死だった新婚の頃。

雨の日に赤ちゃんのおしめが何枚もへやじゅうに干されて
もう、なんといっていいか・・・
この光景はまるでおしめといっしょに住んでるといった
おもいだった。

でも、これがふつうであってなんの違和感も感じなくなるのだ。
当然、梅雨時などはこういうことがよくあったものだ。

男のわたしにとってみても悪いものでもない。
自分の赤ちゃんのおしめを見ることは何の抵抗もない。
子供を育てるってほんとうにたいへん。
そして、嫁さんは24時間あかちゃんと向き合って生きている。
ミルクをあげたり、おしめを交換したり、寝かせたりして。

でも、私は1日の中で子どもといるのはほんの数時間。
そのほんの数時間でさえ、おっくうになってしまうのが
男かもしれない。

せめて、ひとこと、「たいへんやなあ」くらいのいたわりの
ことばでもかけていたらと反省している。