仕事が終わって家路に着く、あの頃勤務していた店は車でちょうど
30分くらいのところだった。
早く、仕事が終わって家に帰りたい。
仕事よりも彼女のほうが先で今頃家で何しているだろうかな
と勝手に想像ばかりしていた。

8時に帰ってお風呂に入り、夕飯を食べて、テレビを一緒に観る。
それでも、なにか物足りない。
退屈だ。そういうときにふたりでできるあそびが
トランプ、将棋、マージャンであった。

トランプはふたりでばば抜きをしてもさほど、おもしろくない。

将棋はわたしはかつて中学、高校時代は将棋部のキャプテンだったほどの腕前
なので飛車、角落ちでも十分勝てるのでおもしろくない。


ということで二人マージャンにはまってしまった。
ルールは面前の鳴きなしでリーチはできる、二万から八万を抜いたマンズと
ソウズ、ピンズの三種類の牌を使用して、いわば3人マージャンを
2人でするものだった。
当時、マージャンゲームが流行し対戦してあがっていけば
相手の女の子が一枚ずつ服を脱いでいくというしゃれた破廉恥な
ゲームがあった。

それを模して、嫁さんと私が二人でマージャン対局をする。
お互いマージャンは上級者、それでも百戦練磨の私のほうが
強いに決まっている。

それ、ロン。  はい、その上着脱いで。

つぎ、それ、ロン。そのブラウスとって。

それも、ロン。はい、次はブラジャーだ。
ほんとうに脱いでゆく。

たまには私がわざと振り込んでシャツぐらいは脱ぐ。

さて、ついに最後のパンティーを一枚にさせて彼女が
振り込んだ、ロン。
さあ、約束どおり、それもとってもらおうか。

じゃーーーーん。
はい、いいよ、そこまでと言う具合に。

でも、ストレス解消にもってこいだし、お金も要らないし。
結構、楽しかったマージャンだったなあ。

いま、これに乗ってくれる女の子どこかいないかなあ。

いやーーー。あぶない、あぶない。