もう、かれこれ私の祖母がなくなって10年の歳月が過ぎようとしている。
実は幼い頃のわたしはおばあちゃんが大好きでいつもあばあちゃんのそばにいて
いろいろな話を聞くのが好きだった。いわゆるおばあちゃん子だった。
彼女もぼくのことを本当に心底かわいがってくれたいいおばあちゃんだった。

ためになる話や雑学なんでも聞いたら教えてくれる聡明な人で
さすがに医者を産んだほどの人なので言うこともなかなか
りっぱだったし、人間的にも尊敬できるおばあちゃんだった。

ことのほか、わたしのこともものすごくほめてくれて孫の自慢も
みんなにしていたそうだ。

幼い頃よく、言われたのが自分よりも歳の上の子と遊びなさいとか
自分より賢い子と付き合いなさいとかいわれたものだった。
常に自分を磨くことをしないといけない、一生勉強だという
教えは彼女から教えられたものだ。

いまでもほんとうに人生に困ったらおばあちゃんのお墓に手を合わせて
教えてもらってるし・・・
うちに帰ったら必ず、仏壇とお墓参りはかかさない。
すがる思いでなんとか助けてーーーと祈ったこともある。
そのおかげで今日があるような気がするし、いつまでも
自分たちを天国から見守って欲しいと願っている。