ちょうど、大学の春季リーグ戦が始まった今頃のこと。
ぽかぽかと陽気で気持ちがいい天気である。忘れもしないあの思い出。

土曜日の夜、大雨が降って次の日の日曜日は試合があった。
このままだと誰が考えても試合などできるわけがないという
大雨だった。
試合中止と決まったわけでもないのに自分勝手に解釈していた。
それでなにを隠そう、バイト仲間でいつもの雀荘でマージャンをした。
夜中までならともかく、ついつい朝方まで夢中になって徹マンになった。
朝10時、かんかん照りのいい天気。昨日の雨はどこへやらで・・・
そう、試合があったのである。

大急ぎでそのまま電車に乗ってグランドへ。
もう、アップ中でばててしまったし、陽気のために今にも寝てしまいそう。
その試合の私は控え選手で代打要員だった。

試合は2対4で負けていて7回裏の攻撃。
監督がよし、代打だ。いけーー。と私に代打を告げる。
思ってもなかったし、ボールも感覚がつかめない。
相手ピッチャーは大阪の高校野球では腕を鳴らした有名な選手。

1球目・・・胸元にくるストレートさすが速い。みのがし
2球目・・・外角低めのボール。みのがし
3球目・・・ど真ん中のストライクボールを思いっきり振ってピッチャゴロ
      でアウト
あーあ、せっかく代打で出してくれたのになあ、
当たりそこねのピッチャーゴロとは情けなかった。
なんとも、力負けの場面だったが・・・・

監督どうもすみませんでした。ごめんなさい。
実はあの試合の前日は不謹慎にもマージャンしてたんです。
こころから、懺悔しますので。許してね。