当時、バイト仲間でH君という大阪工大生がいた。
彼とは非常に仲のいい関係で
わたしの彼女と仲のいいかずきちゃんが彼と恋人どうし。
いわゆる親友同士がお互いに付き合っていた2ペアーの関係だった。
お互いがいい関係でペアー同士の交流もあったほどだった。
 ある土曜日の夜にそのH君がぼくの部屋に泊りに来ることになった。
まず、銭湯にいって汗を流そうということになり、それから
久しぶりに歌を歌いにカラオケスナックにいくことに。

私と彼はルンルン気分で歩いて5分ほどの天神橋六丁目の近所のスナックに行った。
別にいかがわしい雰囲気の店ではなかったが・・・・
確か紅Oというスナック。
その店は女の子2人がついて楽しく歌う。オールドをボトルキープし、3000円。
歌を歌うのに前金で1000円を100円玉に両替しテーブルに置く。
1曲歌うと100円なので、歌うごとに100円とっていく。
しかし、いつのまにかさっきあったコインが減っていて500円になっている。
まだ、3曲しか歌ってないんだけどなあ???
まあ、いいか、あと1000円追加する。
あれっ、また減っている。おかしい?
その後1時間ほど飲んでしゃべって学生という身分も明かした。

そして、飲み飽きて最後にお愛想。2万5000円です。
えーーーーー。高い。いくらナンでも1万5000円ぐらいと思ってた
2人だった。
H君が「この店、はっきり言ってぼったくりちゃう?」とかいって
なんども食い下がったがだめだった。でも、怖い兄ちゃんは出てこなかった。

なにも、こんな学生からぼったくらなくてもいいのに・・・・
やはり、大阪はこわい?でもH君の勇気ある行動に拍手。