「王の男」のイ・ジュニク監督が「夏物語」などの演技派女優スエを主演に迎え、ベトナム戦争を背景に描いたヒューマンドラマ。農家のひとり息子サンギルに嫁いだスニは、厳格な姑に言われるがまま、軍に入隊した夫の元に通っている。しかしサンギルはある出来事をきっかけに、スニに何も告げぬまま志願兵としてベトナムへ旅立ってしまう。行方のわからなくなった夫を探すため、スニは慰問公演団の歌手としてベトナムへ向かうが……
いきなり姑が「こどもをつくりに息子に会いに行け」と言うのには驚いたけど、まぁ戦中、戦後の日本も言い方は違うけどこんなもんだったと思う
夫(オム・テウン)ソウルに愛人がいて、スニ(スエ)に話もせずベトナム戦争に行ってしまう
嫁ぎ先を追い出され実家に戻れば「嫁いだら戻ってくるな」と言われ、嫁ぎ先に戻ると姑が「私はベトナムに行く」と言うのでスニが「私が行きます」と言う
戦争中、ベトナムに簡単に行ける訳もない
慰問バンドをしてるチョン・ジニョンがボーカルの女性と揉めてたところにスエが参加することでベトナムに行くことになる
チャモンのユリ王とか「王の男」では燕山君を演じたチョン・ジニョンさんはサックスを吹いていて若く見えました
他にも左端には
韓国ドラマを見てる人は沢山作品に出てるので知ってるとは思いますがチュ・ジンモさんもロン毛でギターを弾いています
顔が小さく、スタイルが良いのでかなり若く見えました
あとは「ごめん愛してる」や「犬と狼の時間」などで名演技をしているチョン・ギョンホさんは本当に若いですけど同じくバンドのメンバーとして出演してます
軍人を喜ばせる為に言われるがまま、水着などの薄着になり、セクシーになっていくスニ
この映画の感想では、スニが何を考えてるか分からないという意見が多いですが、童顔で長身の女優スエは何の役をしても何を考えてるか分からないけど何か迫力があり、魅力的な女優です
彼女が何を考えてるか分からないので話がどうなるなか全く読めない
けど、私は結構、この映画好きです
バンドのメンバーも魅力的だし、戦争中だけどあまり悲惨な感じのしない作品でした
今の感覚で考えれば浮気夫を追うのは何故?
バンドで成功して別の道を行けば良いとか思うのかもしれないけど、私の祖母の代は女は嫁いで家事をし、家業があれば手伝い、子育てする以外選択肢はなかった
けど、選択肢が広がった今、私たちは祖母たちより幸せだろうか?
華やかな世界にいようと、玉の輿にのろうと人は選択肢の中で生きていくだけで、あまり変わりはないのかもしれない
そんな中で時々感動したり、家族を愛したりして生きていくのでしょう
スニの底しれない強さと揺るぎなさに感動しました