2006年12月16日に西新宿の路上に上半身だけの遺体が見つかったというニュースを見ていた。
この日は土曜日で私は休みで家にいた。
姉は水曜休なので新宿の百人町あたりの会社に出勤していて「会社の近くに凄い数の警察がいるんだけど何だろう?」とメールが来たので「バラバラ殺人事件があったらしい。中国マフィアじゃないかってニュースで言ってるよ」とメールしたら怖がっていた。

その後、犯人は割と若い女性であり、殺されたのは配偶者ということがわかり話題になった。

何故急にこの事件を思い出したかと言うと最近「世界が仰天ニュース」で「秋葉原無差別殺人」をやっていた。バラバラ殺人の後、姉の会社は新宿から秋葉原無差別殺人事件のあった辺りに移転したので、何で姉の会社は残酷な殺人事件の場所ばかりを選ぶのか?と思っていやだったのと「バラバラ殺人事件は映画になっていそうだな」と思って調べたらやはりなっていた。レビューが良かったので借りてみた。



で、どうだったかと言うとイマイチでした。予算が無かったんだなと思うような高級マンションの中。私事態はこの事件が身近に起きた以外あまり興味が無かったけど、割と多くの未婚女性が「結婚したら私もやりかねない」と共感を持っていたらしく、裁判を見に行く抽選にも参加していたらしい

事件から10年経ってから作った映画はその後の報道された犯人の表面を辿っただけの話だった。実際いたのか分からない男友だちとか妹のやりとりとか何を表現したかったのだろう。

セレブに憧れて条件の良い結婚をしたかった犯人の心の変化。良くある結婚生活から何故バラバラ殺人という事態になってしまったのか

夫からDVを受けて正常な精神を失って殺してしまったという表現になっていたけど実際は「腐葉土を使って殺した際の血の処理をする」「バレないように部屋をリフォーム」「夫の捜索願いを出していた」など、心神喪失していたには冷静な対応をしていたことが、この事件の特徴であるのに全く上手く表現出来ていなかった

実際の殺人事件を映画にすると、アダルトかホラー寄りの作品になることが多い(撮りたがる監督がそういう映画の監督が多いからなのか)ので、そういう作品を期待して見る人もいるだろうけど、それも中途半端だった

良かったという意見もあったので、興味がある人は見てみたら良いと思います

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