「迷走」した台風10号 | 暇人「たにやん」のひとりごと

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  こんにちは、暇人たにやんです。

 

今回の台風10号はまさに「迷走台風」でした。

 

 

8月22日にマリアナ諸島周辺で発生した台風10号は、当初、東海地方に上陸する見込みの天気図でした。

 

ところが、9月1日に熱低低気圧になるまでの10日以上、日本列島を迷走し続けました。

 

その要因のひとつが日本列島の東側に高気圧が張り出しており、西側には「寒冷渦」が発生したことで加速化して進路を九州方面に向かわせました。

 

 

その後、偏西風に乗って日本列島を通過するはずだったのが、偏西風が北側にあったため、あまりにも離れていることで偏西風に上手く乗れずにジョッギング並みの速度で日本列島を迷走し続けたということのようです。

 

 読売新聞オンライン

 

一方、台風の位置から遠い東北・北海道や関東・静岡・愛知エリアは大雨をもたらしました。

 

「台風からだいぶはなれているのにどうしてそんなに雨が降るの?」と思いますが、それは「秋雨前線」と平洋側に位置する「水蒸気コンベヤーベルト」の影響らしい。

 

この「コンベヤーベルト」は、フィリッピン海上などの南方にあった水蒸気を台風10号が渦となって空気をかき回し、東側の高気圧の影響で壁を作り、空気の流れが東海・関東に手中した形となりました。

 

また、東北に横たわった秋雨前線が東北・北海道に大雨をもたらしました。

 

「高気圧の壁」、「寒冷渦」、「北側に離れた偏西風」、「コンベヤーベルト」、「秋雨前線」の5つの要因が重なって今回の迷走台風と遠隔大雨となったのです。

 

これらは気候温暖化が原因のようですが、今回に限らず、今後も起こり得る台風とのことです。

 

「人間が気候を温暖化させたことで人間が苦しむ」という構図で自然からしっぺ返しを受けているように思われます。

 

自然から「人間よ、いい加減にしなさい!、反省しなさい!」と言われているような気がします。