こんにちは、暇人たにやんです。
江國香織さんの「旅ドロップ」という本を読んでいくと「地理の勉強のこと」に世界地図の絵本の話が出てきます。
その絵本は「MAPS」という名前の児童書です。
この絵本がちょっと気になったので読んで見ることにしました。
アレクサンドラ・ミジュンリンスカさんとダニエル・ミジュンリンスキさんの共著です。
児童向け絵本と言ってもなかなかもので大人でも十分楽しめます。
世界の大陸は、その定義から
地球の地殻上に存在する陸塊
として一般的には6大陸からなります。
①ユーラシア大陸②アフリカ大陸③北アメリカ大陸④南アメリカ大陸⑤オーストラリア大陸⑥南極大陸
ですね。
昔習ったはずですが、南極大陸が入ることに気付かされました。
この本では、ユーラシア大陸をヨーロッパ大陸とアジア大陸に分けて7大陸としています。
ヨーロッパの著者の場合、そういう風に分けるでしょう。
この本の著者二人は、ポーランド出身の夫婦のようです。
北極がなくて南極を大陸として位置付けているのは面白いですね。
恐らく、大陸の定義から北極は陸塊に相当しないからでしょうか。
それぞれの大陸の規模を見ると
1.ヨーロッパ大陸
①47か国
②人口:約4億4千万人
③面積:10,354千km2
2.アジア大陸
①49か国
②人口:約43億9千万人
③面積:44,391千km2
3.アフリカ大陸
①55か国
②人口:約11億8千万人
③面積:30,221千km2
4.北アメリカ大陸
①23か国
②人口:約5億7千万人
③面積:24,709千km2
5.南アメリカ大陸
①12か国
②人口:約4億1千万人
③面積:17,840千km2
6.オセアニア大陸
①14か国
②人口:約4千万人
③)面積:8,836km2
7.南極大陸
①0か国
②人口:0人
③面積::14,000km2
南極には国も人口も当然ないですが、面積が結構広いですね。
ヨーロッパ大陸以上あります。
この絵本の特長は、各国を見開きの2ページに地図だけでなく、その国の有名な建物や人物、料理や動植物など一つ一つが絵本として描かれています。
例えば、20年前に行ったことがあるイタリアの事例。
ミラノ大聖堂やピサの斜塔、パンテオン神殿などの有名な観光地の建物以外に料理関係でリゾットの米料理、団子状のパスタ、動植物関係でひまわりや月桂樹、ローズマリー、ヨーロッパオオカミ、ワタリガラスなどが絵本として描かれています。
私は、知らなかったのですが、イタリアにバチカン市国以外に独立国があるのをご存じですか?
それはイタリア中部の山頂にあるサンマリノ共和国です。ボローニャやフィレンツェの近郊にあります。
また、フランスとスペインの間にアンドラという独立国家があります。(これも初耳です)
人口79000人、面積が468km2の小さな国です。
1ページ、1ページに面白い内容が載っていますので一度、手に取ってご覧になっては如何ですか。
但し、愛蔵版なので結構、分厚く、大きい上に4950円と高価でなので購入するには勇気が入るし、持ち運ぶには大きくて重たいのでご注意を。
私は、図書館で借りました。