はじめに


僅か数人の読者、お久しぶりです。日記のように使うと言っておきながら全く更新していなかった訳ですが、書く内容が無かったのだから仕方ない。
ではなぜまた更新したのかと言うと、友人と話しまくったことで出力することの良さと大切さを改めて認識し、忘れないうちにやっておこうと思った次第です。

そんなことはさておき、今日の話題についてのお話をしようと思います。これを読んでいる方は、劇伴という言葉を知っているでしょうか?実は、現代ではよくBGMなどと呼ばれるモノの本当の名前です。要するにアニメや映画の背景で流れている、その作品専用に制作された音楽のことですね。
注目して聞いている人もいれば、全く興味を持たない人もいる不思議な音楽だと私は思います。ちいかわの映画で回想シーンの曲が凄く良かった話をしても、殆どの人には伝わらずとても驚いたことが記憶に新しいです。
この経験から、もしかしてガンダムシリーズを熱心に追っている人でも意外と注意して聞いてないんじゃ?と考え、これを書くに至りました。適当な順番で好きな曲を紹介していくので、是非ミュージックアプリで聞いてみて欲しいです。

①83UeI/澤野弘之


ガンダムファンなら誰しも知っている方が作った曲です。閃光のハサウェイ第一部のサウンドトラックに入っています。
序盤は物悲しげなメロディーが続きます。私はピアノの細い音はクェスやギギなど、ハサウェイが囚われている女性を表していると思っています。そしてこの悲しく不気味な曲調がハサウェイ・ノアそのものでもあると思います。
中盤、曲調が変化します。力強い低音が目立ち、まるでマフティとしての戦いや意思、望まれる在り方を表しているようです。
後半、また少し雰囲気が変化します。曲にノイズが走ったかと思えば、序盤のピアノのフレーズが少しだけ挟まります。私はこのノイズこそが、マフティの中に残ったハサウェイの意識だと考えています。
初めはハサウェイ・ノアであり、その後はマフティとしての仮面を被り、最後はノイズが入り交じってハサウェイが再びマフティの中から見え隠れする。この順番、なんだか見覚えがありませんかね?
そう、まさに本編でのハサウェイの在り方です。キルケー終盤で幻覚(亡霊)との邂逅の末、マフティとして己を閉ざしたハサウェイだったが、ギギとの再開により再びハサウェイ・ノアに戻るといった流れ。この曲はそんな心境を表現している、まさに「主人公のテーマ」だと思います。主役の曲としては華々しさに欠ける重苦しいものですが。


②20200723zr/澤野弘之

また閃光のハサウェイからです。この数字の羅列は、第一部の公開日ですね。ちょっと違くない?と思われるかもしれませんが、コロナの影響で延期になってしまったからですね。実際の公開日は20210611となります。
この曲は閃光のハサウェイにしては珍しく、壮大で明るい曲調をしています。まるで今までの宇宙世紀とは異なる全く新しい時代、その門出を祝っているかのようです。テロ集団であるマフティの世直しの第一歩、映画での初戦はたしかに勝利で飾られましたね。
映画の内容とは別に、私はこの曲にはもうひとつ意味があると思います。それは2018年頃から計画されている「UC NexT 0100 project」というもののテーマとしての役割です。この計画の第一弾は「NT」でしたが、0100より後の時代を描いた第二弾の「閃光のハサウェイ」こそがこの計画の象徴だと思います。これまでの宇宙世紀、そしてこれからどんどん広がっていく世界へ贈るのにピッタリな曲ですね。
実は第二部にも同じように、公開日を含む曲があるのですが、そちらはこの曲とは正反対のものとなっています。簡単に表現するなら一部は「勝利」二部は「苦い敗北」のような感じです。実際、マフティは二部でかなり追い詰められているので……


③MAIN TITLE/三枝成彰


逆襲のシャアの、その名の通りメインテーマです。これと全く同じメロディーが作中ではネオジオンの国歌として登場します。どちらかといえばシャアの曲のように思えますが、私はこの曲をシャアとアムロ、最後の戦いへの決意を表すものと解釈しています。
アムロ・レイが明確に殺意を剥き出しにするのは、実は結構珍しい描写だったりします。初代の頃から生き残るために足掻いた結果(戦法や狙いが容赦ないのはさておき)、そうなってしまう事が多く、それを象徴する台詞として「相手がザクなら人間じゃないんだ」という有名な言葉があります。そんな戦意だとか殺しへの覚悟だとかはあまり似合わないキャラクターに思えますが、「逆襲のシャア」内では全く別です。そんな殺意マシマシな二人を象徴する勇ましい曲となっています。
4つ目の曲は宇宙世紀ではなくSEEDシリーズからです。種運命の主人公であるシン・アスカをイメージした曲はいくつもありますが、個人的にはこれが1番好きです。まさに議長から与えられた剣、デスティニーの受領は曲名の通り「悪魔の契約」に思えます。デスティニーに乗り換えてから一戦目が元上司と仲間という、とても主人公機体のお披露目とは思えないものでしたが、それが逆にもう戻れない道を歩んでいるようで悲壮感があり、好きな回のひとつです。この曲を聞くと、デスティニーお馴染みの荒れた天候の中雷をバックにアロンダイトを構える姿が浮かびます。

おわりに

今回は4曲紹介しましたが、まだまだたくさん語りたい曲はあるので、いつか紹介したいと考えています。当然歌詞などは滅多に入らないので、ながらで聞くのにちょうどいいです。是非注目して映画やアニメを楽しんで見て欲しいです!