このアメブロっていうの、初めて触ります。
こういうの、日記みたいにしようと思ったけどいざやろうとなると題材に迷うよね。
とりあえず直近で見た映画の話でもネタバレしながらしようと思います!言いたいことたくさんあるので長いです多分。
閃光のハサウェイ キルケーの魔女の話
まぁかなり大々的に宣伝されているし、有名だと思います。閃ハサ自体は小説なんだけど、それの映像化作品という立ち位置です。三部作になっていて今回のキルケーに関しては二番目ですね。(前作から五年くらい経っている……)
人と感想共有するの、難しいねって話
映画って誰かと見に行くと、感想会みたいなことするじゃないですか。そしてそれがすごい楽しいイベントのひとつだと思っているのですが、今回は友達とも行ったにも関わらずなんか滅茶苦茶消化不良になってしまいました。
情報量とか迫力とか凄くてちょっと放心状態になっちゃって、映画館を出た時刻が遅かったためレストランにも入らず「いややばかったわ、おぉ……」みたいなことだけ言い合って帰りました。(笑)
そして最悪なことに、パンフレット眺めながらツイッターいじいじしてたらだんだん整理がついてきて、誰かに話したい欲が止まらなくなってくるんですよね。困ったことに。でもこの映画観てる人周りにいなさすぎるからどうしようもない、みたいな。
じゃあお得意のツイッターにでも書けよといった話ですが、いやー壁打ちって難しいですね、これがその時の感想ツイです。
ハサウェイ、についての話
本当に見たのか、おまえ。
映画の前に復習したって話
前置きが長くなっちゃったけど、感想に入ります。と言いたいところですが、まだあります。ごめん。というか感想の一部みたいなものです。
私、この映画これを書いている時点で二回見たんですけど、一回目は前作だけを復習して行き、二回目は逆シャアと前作の両方を復習して行きました。 なんでそんなことしたのかっていうと、一回目は単純に期間が空きすぎていたから忘れてると思って見ました。二回目はこの映画に出てくるハサウェイというキャラクターの思想の根幹をもうちょっと理解したいと思ったからですね。おかげで徹夜で映画に行くはめになりましたが後悔はしていません。
最後に逆シャアを見たのは中学生か高一くらいだったから、まぁ大学生の今見ても別に変わんないかなって思ってました。でも、改めて見て昔の自分はかなりキッズだったんだなとわかりました(笑)まあ今もそうですけど。
とにかく昔は、ストーリーは理解できる年齢ではあったものの、普通に「νガンダムカッケェ!」みたいな感じでアムロの超絶テクに感動したり、草原殴り合い宇宙みてゲラゲラ笑ったりとかそんな感じで見てました。あんまりキャラの思っていることとか行動の理由までは考えてなかったと思います。だから改めて見てかなり感想が変わりました。そのことに自分でも驚いてます。
この逆シャアという映画は、すごい喪失感あるなと思いました。なんか、寂しいというかちょっと胸がキュってなる感じの。でも考えてみればそりゃそうなんですよ。初代から紡がれてきた物語の結末というか、それに絶望した人の話だから。(この辺は解釈わかれるかも)
なんかシャアが「地球を汚染するんじゃなくて休ませる」みたいなことを言っていたのがすごい印象的でした。たぶんZでの出来事を通して人類にはとうに絶望しているはずですが、どうしてこのような言葉が出たんでしょうね。ただの建前みたいなものかも。
でもそう考えると、地球を食い潰す人類を粛清して、そうすればみんなニュータイプになれる論でアクシズを落とすの自体、ちょっとおかしい。本当は地球なんてどうでも良くて、汚い人間(はかりごとを繰り返してきた自分自身含め)とか軍とかそういうのに嫌気がさしていたのかもしれない。考えれば考えるほど、シャアの言葉はどれが建前でどれが本音なのか分からなくなります。
逆にアムロはすごいわかりやすいというか、普通の感覚に近いなと思いました。沢山の人が死ぬようなことをするのも、人が人を罰するようなこともダメでしょって、普通のことだなって。シャアはニュータイプとして力を持ちながらも、普通の感覚で軍属パイロットという位置におさまっているアムロに苛立ちを覚えていたようですが。
ハサウェイ、についての話
ここまで来てやっと閃光のハサウェイについての話に入れます。ちょっと長く書きすぎましたorz
まずハサウェイって誰やねんっていうと、アムロが乗っていた戦艦の艦長ブライトの息子です。それでも誰やねんってなる人は、なんかすごい人の息子でどちらかと言うと上流階級だと思っておけばたぶん大丈夫。
そんなハサウェイ君は前述の逆シャアで酷いトラウマを負ってしまいます。惹かれてた女の子、クェスが目の前でシャアにとられ、次の再会は戦場となります。しかも最期は分かり合えぬままハサウェイを巻き込まんと庇う形で命を落としてしまいます。そして錯乱して味方でありアムロの恋人でもあるチェーンを撃墜。
戦闘記録が壊れていたのかどさくさに紛れたのか不問にされ、成人後も「13で一機撃墜の凄いやつ」扱いされるんだから辛いよね。こんなことがあったら誰でも病むかもしれない。
そんな彼は今、表向きは植物監査官候補として生活し、裏ではマフティーという組織でリーダーとしてまつりあげられている。この組織の話が今回の映画の題材です。
一作目はぶっちゃけどうだったんって話
まあ私はガンダム大好き人間なので、余程のことがない限り高評価をしてしまいます。仕方ないことです。なんか知り合いによると眠くなったとか暗くて見にくかったとかそういう話も聞くのでもしかしたらそうなのかもしれません。でも一人称視点でのMS戦闘やペーネロペーの恐ろしい飛行音などはものすごくいいです。かなり心踊りました。
一番好きなシーンは、Ξガンダムを空中受領した際、語りかけるようにハサウェイが「よく一人で、ΞG」って言うところです。それが理由は分からないけどとても好きでしょうがないです。私もこんなこと言ってみたい。
なんで機体に対してこう言ったのでしょうか。やっぱりこれから死地に向かう相棒として見ているから出た言葉なのか、それとも作中では描かれない特別な思い入れからか。想像が膨らみますね。
あと印象に残っているところと言うと、ギギが「絶対に間違わない独裁政権の樹立」を語るシーンです。ハサウェイはこれに対して「そんなのできるのは神様だ」と言いますが、じゃあマフティーは地球を独占する閣僚たちを消したらどうするのか、と疑問が生まれましたね。連邦に宇宙移民法をやり通させるのか、宇宙に行ったあとは誰が指導者となるのか。そういった全貌とか具体的なゴールがあんまり見えていなかったことに気付きました。ハサウェイ達もやり遂げた後のことを考えているのか、かなり微妙です。もしかしたら、どこかで何とかならないと思っているのかもしれません。
一作目もかなり面白いと私は感じました。テロ行為を行う前にハウンゼンで閣僚のすがたを見ておきたいと言ったり、計画があるにも関わらず襲撃時にはギギを守ってしまい無力さに泣きそうな顔をしたりとテロリストとしては歪なハサウェイの性格描写、有名なタクシーでの会話による庶民とハサウェイの認識のズレ、濃厚すぎる戦闘シーンなど見どころ満載です。戦闘では武装を囮にしてペーネロペーを沈めるといったアムロを彷彿とさせる戦法も描かれていて激アツでした。
それにしてもペーネロペー、怖い。なんだっけアレ、深海にいるクラゲみたいだよね光り方が。
これは自分の行動が少なからず原因を作り、マフティー軍のメッサーがやられている様を見ることしかできないハサウェイ。別のシーンでハウンゼンに乗って人間関係を築いてしまったことなどを迂闊だったか、とも語っていました。
キルケーの魔女について
いやまじで本当に書くことが多すぎるし書いているとどんどんあれもこれもになってくるな、これ。
今回の映画のスタートは、MSに人間が蹂躙されいるビデオから始まる。もうほんとに怖い。銃持った人間が複数人集まったくらいじゃ踏み潰されるのがオチっていうその戦力差がよくわかる描写だった。
後にこのビデオは反連邦政府にその実態の酷さを伝えるためのものとして利用されます。
二作目は主にアデレード会議という大事なイベントを止める為に行動するマフティー軍の様子や、ハサウェイと他の登場人物の関連性を深掘りするといった内容でした。一作目は表からのハサウェイ、今回は裏のマフティーとしてのハサウェイの描写が目立つように感じます。
いや拗れすぎやろって話
ハサウェイの恋人であるケリアとのすれ違いが描かれていますが、こういうの滅茶苦茶胸が痛くなる。苦しい。
多分ケリアはマフティーをハードに演じてどんどん壊れていくハサウェイを心配しているが、当の本人はそれこそが自分のやるべき事だと言い聞かせている為ノイズになってきつく当たってしまうこともある様子。でももういないはずのアムロやクェスと急に会話し始めたり、全然食事を取らなかったりしたら普通に心配するよね。
ギギとの関係についての追及も、浮気とかそういうのじゃなくて、ハサウェイを支えている側面もあるクェスという存在を消してしまうと危惧しているからだと思われる。うーん、かなりの理解者に思えてしまう。
出会いから今に至るまでを「ENDROLL」という曲とともにみせられる演出は心にくるものがあった。青春映画じゃん。
もうどうしようもないよねって話
ハサウェイたちは劇中でヴァリアントという支掩船で補給を受けて計画までの中継地点を目指していたが、その際にメッサー二機とヴァリアントは撃沈してしまう。直前まで船員やそのパイロットたちが結構しっかりと描写されていたにもかかわらず、本当に一瞬ですべてが壊され、特にヴァリアントに関しては愛着を持てる形で描かれていた為、私以外にもショックを受けた人は多いと思われる。
かなりの引きの映像で、メッサーが蹂躙され、船に関してはその描写すらない。世間を騒がせるテロリストですが、正規軍との力の差をひしひしと感じました。
ヴァリアントは補給の要として戦力や物資の少ないマフティー軍は重宝していたはずです。これ無しにどう戦えと言うのだろうか。補給無しではあまりにも厳しい。後のレーン機との戦いやオエンベリ軍の様子を見に行った際も結構武装を吐かされてるように見えたので、今後どう戦って行くのか非常に気になります。
これらを見ているともうなんか本当に破滅しか待っていないように思える。ハサウェイは何度もこの先ずっと綱渡りであると口にしていたが、ヴァリアント撃沈でその綱すら外されてしまったのではなかろうか。
内面描写が怖すぎるって話
ペーネロペーのパイロット、レーンのアリュゼウスとの戦いでは、終始ハサウェイが圧倒していた。一作目も今作も、レーンからの攻撃に被弾するシーンは殆ど無い。ガンダム作品の中でもハサウェイとΞGは多分トップクラスに強いと思います。
しかしそんな中、装甲が外れたレーン機の姿にかつてのアムロの機体、νガンダムを幻視してしまう。ハサウェイは憔悴して幻覚をみるのだが、それがかなり怖い。
回るクェスのシルエット、父親との記憶、アムロとクェスとのドライブ、αの姿といった彼のトラウマそのものがフラッシュバックする。しまいには幻覚の中でアムロとクェスにマフティーとしての行いの間違いを指摘され、「まるでシャアのようなことを」と諭されるが、「誰かがやらなければならないこと」として再びマフティーの仮面を被ってしまう。
意識が戦闘に戻るものの、そこからは一切顔が見えず、まるで幻覚の中のアムロを相手にしているような描写だった。怖いよ。
最後とエンディング曲の話
最初は強すぎるΞGと初お披露目のアリュゼウスの戦闘をニコニコと見ていたんですけど、普通に後半は色んな意味で鳥肌が立ってました(笑)あの異質さは文章じゃ伝わらないね。
最後に映るハサウェイは泣き腫らしたような様子だったので、トラウマに直面してバイザーの下ひとりで泣いてたのかもしれません。もうなんか色々と可哀想に思えてくるね。あれかな、もしかしたらシャアにクェスが惹かれていたせいで、無意識にシャアのように振舞っているのかな。アムロっぽいところもあれば思想は完全にシャア寄りというすごく変な立ち位置だと思います。
マフティーとして動いていれば変な幻覚は消えるのかもしれないね。でも薬を拒否する様子や自然に話しかけているところを見るに、やっぱり消えて欲しいとは思ってないようにも考えられる。自己矛盾の塊みたいなキャラクター。
ラストはなんとも言えない感情がいっぱい湧き出てくる感じでした。
そして今回の映画のエンディングテーマは友人によるとすごい有名なアーティストが手がけているそうです。エンドロールでは右端に歌詞の日本語訳が流れていくのですが、かなり映画に合っていてあの内容を見たあとにあれを聞くという体験はほんとすごいもので、全然泣く映画ではないのにちょっと涙が出そうになりました。
「彼女の微笑みは 俺に子供の頃を思い出させる」
「長いこと見つめていると 泣き崩れそうになる」
多分子供の頃の思い出はクェスで、それを思い出させるのはギギなんじゃないかと思います。ギギに対しての複雑な感情があらわれているように思える。
「どこへ行こうか どこへ向かえばいいのか 一体どこへ」
「僕らは一体どこへ行くんだろうね」
こっちはギギというよりマフティーそのものといった感じだと思いました。恋人だったケリアもいないし、多くの仲間、戦力を失ってしまった。本当に彼はどこに向かっていくんだろうか。
じゃあ人にすすめられるのかって話
ここまで熱弁してきた閃光のハサウェイですが、なんか人にはすすめにくいな〜って思いました。続き物なのもそうなんですが、一作目だけでは補完しきれないものが逆シャアにはあります。そしてその逆シャアも、それだけ見たら多分よくわかんない。
もしもガンダムシリーズに触れるつもりなら、めっちゃすすめられるんですけどね。いいから全部見ろ!とは言えない長さのコンテンツですから……
でも私はすごい良いシリーズの映画だと思いました。色んな人に見て貰いたい。そして何より感想を共有したい!っていうことでこのブログは締めようと思います。初めて書いたし暴走したしで大変な出来だけど楽しかったです。ではまた




