世界のツアラー用ナックルあれこれ | たにぐち自動車のブログ

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よろしくオレにチューニング!

あけましておめでとうございます!

 

 

 

今年も「たにぐち自動車のブログ」をどうぞよろしくお願いしますウインク

 

 

 

 

平成30年ですよ! ってことは平成生まれの人たちが30歳になるんですよびっくり

 

 

 

 

時代はまわるなぁ~w(しみじみ)

 

 

 

 

どうも僕です!

 

 

 

 

新年一発目はドリフトするときのマストアイテムである「ナックル」の話題です(マニアックですみません)

 

 

 

 

昨年なかばからツアラー用の新しいナックルに着手しているのですが

 

 

 

 

これがまたとんでもなく切れる!爆  笑

 

 

 

 

世の中に切れるナックルはいくらでもあるんですが

 

 

 

 

通常、切れるようにすればするほどクセがすごい!

 

 

 

 

作り手ならではの悩みなんですが

 

 

 

 

このクセってヤ~ツは練習に練習を重ねれば慣れてくるんですが

 

 

 

 

やっぱり、できるだけ少なくなるようにしてあげたい!

 

 

 

 

てか、せめて「いざっ!」って時に裏切らないようにしておかないと

 

 

 

 

自分が使うときに自分の首がしまる(笑)

 

 

 

 

JZX用のナックルの場合どんなクセがでやすいかというと

 

 

 

①切ったら切れっぱなしでハンドル戻ってこない(自分で戻さないといけない)

 

 

 

②逆関節モードに入るのが早い

 

 

 

③振り返しができない車になってしまった

 

 

 

 

①に関してはアライメントを鬼トーアウトにすれば解消されますが、副作用としてフロントタイヤの寿命が極端に短くなってしまう

 

 

 

 

②はラックアダプターやラック移動で解消されるが、副作用としてナックルの特性そのものが別物になってしまう

 

 

 

 

③は根本的にナックルの設計ミス。乗らない人が作るとこういうナックルになりがちガーン雨の日は特に感じることでしょう

 

 

 

 

もう一点あるけど、これは作り手にしか伝わらない知識なので省略m(_ _)m

 

 

 

 

とまぁ、すべてのデメリットをわかったうえで今回のナックルに着手しています

 

 

 

 

実はこの前、高速振り返しコーナー多めで有名なYZサーキットでチェックしてみたんですが

 

 

 

 

今回のナックル・・・

 

 

 

 

クセがまったくない!

 

 

 

 

これはきっとツアラーに慣れすぎて細かなクセを感じてないんだろうか?と思ったため

 

 

 

 

たまたま来ていたD1ドライバーの日比野哲也さんに乗ってもらったんですが

 

 

 

 

これまた日比野さんも僕と同じ意見だったので

 

 

 

 

やっぱり変なクセがないんですびっくり

 

 

 

 

いままでのたにぐちナックルよりもめちゃめちゃ切れるし、カウンターステアが早いので振り返しも速い!

 

 

 

 

しかも最大切れ角のところが保険程度の転がり具合ではなく、ちゃんと使えてる!

 

 

 

 

ラック移動してあるので当然、逆関節にもならない!

 

 

 

 

まさにパーフェクトなナックルグラサン

 

 

 

 

あともう少しだけ切れるようにできるので(MAJIDE!)

 

 

 

 

少し変更すればリリースできそうですチョキ

 

 

 

 

ただし、このナックルを活かすためにはラック移動が必須なので(コストかかる)

 

 

 

 

街乗り+たまにサーキット程度でしたら従来のSPEED-MASTERやANGLE-MASTERで充分です

 

 

 

 

でも、もっと上の次元に挑戦したい!という人にはぜひオススメなナックルです♪

 

 

 

 

さてここで…

 

 

 

 

っていうかここまでこのブログを見てくれている人は相当マニアックな人なので(笑)

 

 

 

 

ついでに海外のJZX用ナックルをご紹介しましょう♪

 

 

 

 

まずはコレ

 

 

フィグスエンジニアリングというアメリカの会社なんですが(日本でいうイケヤフォーミュラのような感じ)

 

 

 

 

知り合いのカナダ人ドライバーをスポンサーしている会社だったので

 

 

 

 

そこから紹介してもらったんですが、このナックルはすごい!

 

 

 

 

見た目90度くらい切れます(フォークリフトかww)

 

 

 

 

この「プロアングルキット」は約3000ドルくらいとプライスが高く

 

 

 

 

この廉価版の商品が

 

 

 

 

 

「ハイステアナックル」!

 

 

 

かなり頑丈な設計で鉄ナックルのわりに曲がり知らず(通常、鉄の削り出しナックルは微妙にひずむ)

 

 

 

 

おまけにピロボール一体型なのでピロ抜けの心配なし!

 

 

 

 

およそ500ドル程度です

 

 

 

 

そして次

 

 

 

 

 

ミントフレッシュというショップのナックルです

 

 

 

こちらはアッカーマン比ゼロのパラレルタイプで

 

 

 

 

切れるんですが、切れたときにブレーキキャリパーがストラットに当たってしまうため

 

 

 

 

こちらのタイプで改良されているようです

 

 

 

スコットランドですが、ここも僕が知ってるショップです

 

 

 

そしてお次が

 

 

 

EZナックルというアメリカのショップです

 

 

 

すごくショートですが、逆関節にならないように考えられて設計されてます

 

 

 

ミントフレッシュ同様、スピンドル部分を外側にずらして

 

 

 

ブレーキキャリパーがストラットに当たらないように逃し加工が施工されてますね

 

 

 

実はこの手のタイプのナックルは

 

 

世界中でたくさんあるのですが

 

 

 

キャリパー逃がし加工をやりすぎると

 

 

 

ステアフィールがどんどん重くなってしまい

 

 

 

早いステア操作に対してタイヤが追従しきれず

 

 

 

単走では気づかないんですが、追走の後追いが苦手な車になってしまいます

 

 

 

僕もオリジナルナックル思案中にこの形を作ってみたんですが

 

 

 

テストでそういった不具合を感じたためにボツにしました

 

 

 

僕がナックルを作るうえで一番重要なことというのは

 

 

 

「たくさん切れる」とか「乗りやすい」とかそういうことじゃなくて、とにかく

 

 

 

 

「ドライバーのテンションが上がるナックル」

 

 

ということが一番なんです

 

 

 

そのために自分自身がいろんなシチュエーションでいろんなテストをして

 

 

 

たくさんの時間とたくさんの努力とお金を費やした結晶が今のカタチ

 

 

 

もう十数年「ツアラーVプロショップ」としてやってます

 

 

 

手前ミソですが、世界のあちこちで「たにぐち自動車」はJZXスペシャリストとして有名なんですよびっくり

 

 

 

 

「ドリフトワークス」という海外で知らない人はいないくらいメジャーな会社のHPでも

 

 

 

 

僕のナックルは紹介されてますグッド!

 

 

 

 

そして、上記の紹介したショップや会社はみんな知り合いで

 

 

 

 

僕の「トレールを生み出す独自の方式」を絶賛してくれています

 

 

 

 

世界が認めた「たにぐちナックル」

 

 

 

なんと!

 

 

 

日本でも買えちゃいます!!(←オチです ワラ)

 

 

 

ぜひオーダーお待ちしてます(←結局コレか!)

https://www.taniguchi-automotive.com/taniguchi-knuckles

 

 

 

 

よろしくチューニンググッド!