ﾈｯﾄｶﾌｪ

さて無事に就職できました、都内に100店舗ぐらいあるﾈｯﾄｶﾌｪ。配属されたのは所属スタッフが4名の小さな店でした。


私が入社してすぐに後輩ができました。年齢は50代、私よりかなり上です。私が教わった仕事を彼に教え、仕事で一緒に汗を流し、良き同僚となりました。

色々身の上話をしていると、彼と私は3年ほど前、所属する会社こそ違えど同じ建物で働いていた事がわかりました。当時私は警備職で某大学に、彼は清掃業者の所長でした。彼の名前は覚えてましたし、おそらく話した事もあった筈です。



今の会社で、私は、上の人にものすごく気に入られました。異例のスピード人事ですが、まもなく店長職を拝命いたします。その事を耳にした元清掃業者所長の彼はとても喜んでくれ、今後の店の事や勤務体制についての展望や相談をするようになりました。

入社して2ヶ月前後の新人2人ですが、阿吽の呼吸というか、ﾁｰﾑﾜｰｸは現店長も認めるほど非常に良かったです。彼は元気に大汗をかきながら、楽しそうにふざけて私を店長店長と呼んでました。


今年は色々あったけど、これでやっと順調な波に乗れたみたいだなあ～☆　そんな毎日です。



さて私の、今年の1月から風俗業への転職、逃亡、ﾊﾟﾁﾌﾟﾛ生活、ﾈｯﾄｶﾌｪ就職と波乱の日々を書き続けてきた過去の日記ｼﾘｰｽﾞも、まもなく終わります。



これから、
ほんの4日前の出来事を書きます。



私は休日で、布団の中でｳﾄｳﾄしていた深夜1時。電話が鳴りました。


現店長からです。


「(彼)が仕事中に倒れた。俺は病院から店に戻ったところだ。多分、彼死ぬよ」


何の冗談かと思いました。

彼は店の外で仕事中に意識を失い、出勤中のスタッフが発見した時は、通りすがりの看護師が路上で心肺蘇生を行なっていたとの事。


そして翌、5月24日、彼はそのまま息を引き取りました。死因は脳幹出血です。


上司に「私は彼の分まで、この店で、この会社で頑張ります」と私は精いっぱいの前向きな発言をしました。

忙しい中でも、楽しそうに元気に仕事してる彼が印象的でした。

どうか安らかに。。。