この季節らしい冷え込みが続いてます。
暖冬でなまってた身体にはチト堪えますが、農作物の事などを考えると寒い季節には寒い方が良いのかなとしみじみと思ってます。

さて、新年から新しいお家づくりが始まってます。
基礎工事が着々と進められて昨日鉄筋工事が完了して只今は型枠工事の真っ最中。職人の皆さんのお陰で段取りよく進んでおります!


さて、今回のテーマは鉄筋の強さです。
住宅の基礎では
鉄筋はD13と呼ばれる異形鉄筋の径13㎜のモノがよく使用されます。それこそ、主筋にベース筋にと大活躍のサイズです。
パッと見では分かりませんが鉄筋にも強さなどのJIS規格があります。
今回組立られた鉄筋にももちろんありまして、正式にはSD-295AというのがJIS規格になります。
このSDが
鉄筋コンクリート用異形棒鋼である事を指し、295Aは強さを指します。

鉄筋コンクリート用異形棒鋼とは表面にフシやリブが加工されている鉄筋で、表面がデコボコなのでコンクリート付着が良いとされてます。

次に強さを表す295Aをご説明する前に重要なキーワードがありまして、それが降伏点という言葉になります。
降伏点とは何か?ちょっと聞き慣れない言葉です。少々乱暴ですが、バネで例えてみようと思います。
バネは引っ張っても力を抜くと元に戻ろうとします。
これを弾性と呼びます。
しかし徐々に力を込めて引っ張っていくと力を抜いてもバネが戻らなくなってしまいます。
この状態を塑性といい、この塑性が起こった時の力の強さが降伏点となります。
『降伏点』文字通りやられた感たっぷりの名前です(笑)

ではここで295A。この295Aがこの鉄筋の降伏点が295N/m㎡以上である事をさしてありそれをJIS規格によって保証されていると言う事になります。
きちんとした材料をきちんと使う、当たり前の事の積み重ねが強い家づくりへと続いていきます。 


最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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