レジンでの義眼の作り方(我流)。
|谷゚)ノシ はいさ~い。
前回、レジンで作った義眼を使い、キーホルダーを作りました。
義眼の作り方は随分前に書いたので、割愛しましたが、
今回、その義眼の作り方を書いておきます。
・・・こーした方が簡単なのになぁ~ とか、
変な作り方してんなぁ~ とかは、考えないで下さい。
自分なりに創意工夫した結果です。
まず、初期に考え付いた方法での作り方。
白い半球を作ったら、その上に瞳孔シールを貼り、
カラコンで覆うという手法。
カラコンだと、黒い目の人の角膜の色を変える商品なので、
見ての通り、ドットみたいな感じでリアルさが失われています。
毛細血管は、後付けで、表面にレジン液でまとわり付けています。
で、今現在、行き着いたやり方を明記します。
ダイソーさんに売ってるシリコンモールドの2cmの半円を使います。
まず、角膜を作らなければなりません。
眼球で言うところの、凸レンズの部分を透明なまま注入。
ここで、自作の角膜シールを用意します。
耐水ラベル(透明フリーカット)を使用しています。
下部にもありますが、絵を描くのも苦手、アプリも使えないという人は、
Amazonさんに角膜だけのシールが販売されていますので、
そちらを使えば同じ様な作業は出来るかと思います。
ちなみに角膜は、直径1cmにてプリントしています。
ラベルが透明とはいえ、無駄な部分があると不恰好になるので、
ギリギリの所まで切ります。
ハサミでもカッターでもOK。
凸レンズになる部分の上に蓋する形で乗せます。
(表面が下を向くように置きます)
写真で分かる通り、角膜より凸レンズの方が横幅取ってますよね?
これは、失敗例です。
凸レンズレジンと角膜の大きさは同じでなければいけません。
※このあと、ラベルを取って、調節しました。
凸レンズレジンとラベルの間に白目の部分のレジンが入ったら困るので、
少し周りを押して吸着させます。
※あくまで蓋であってラベルを沈めてはいけません。
で、そのままUVランプで硬化しましょう。
適当な入れ物にレジンを入れます。
ダイソーさんの5gのレジンだと残りを全部入れて良いでしょう。
細い筆の先に少しだけ、白いアクリル絵の具を付けます。
先ほど入れたレジンと混ぜ合わせ、白目の部分を作ります。
アクリル絵の具の量が多いと、真っ白になります。
ここでは、「白濁」ぐらいが丁度良いです。
アクリル絵の具はちゃんと混ぜないと、「玉」になってしまうので、
しっかり混ぜるのですが、固める事を考えて空気が入らない事を念頭に。
前の方法だと、完成した義眼の周りにペタペタ貼っていた毛細血管。
真っ白でなく、白濁程度にしたのは、内部から、毛細血管を表現します。
これは、羊毛フェルト用の毛糸です。
人形を作るキットみたいなのから、赤だけ保存しています。
これを乱切りしながら、白くなったレジンと混ぜます。
写真では、毛糸を少し多く入れてしまっています。
こんなに入れなくとも、数本の血管が眼の周りに表現出来ればOKです。
ちなみに白目の部分と血管を混ぜ、モールドに移す際、必ず
空気が入っている事が多いので、移す前にエンボスヒーターで
空気を飛ばします。
※エンボスヒーターの代わりにドライヤーでも大丈夫だと思います。
要は、暖めるとレジンが柔らかくなり、気泡が破裂する仕組み。
さて、硬化します。
ダイソーさんの速乾レジンだと20分ぐらい放置で固まります。
固まったら、モールドから取り出します。
うっすら映る毛細血管が分かりますか?これぞ、リアルを追究した結果。
まぁ、本物の目玉はもっと血管がハッキリしてるので、
外側に後付けしてもそれはそれで良い感じに仕上がると思います。
ついでに前回のブログ同様にレザーキーホルダーにしました。
前回も書きましたが、リアルを追究して毛細血管まで表現してるのに
革で包むと見えないという・・・。
ま・これが追究結果です。参考になりましたでしょうか?
|谷゚) ちなみにレジンはほとんどダイソーさんの厄介になってます