本日、除伐作業の現場お休み頂いて、富良野の布部の山奥の現場にて、当社受注分で有名企業依頼分のミズナラの木の伐採現場の見学に行って参りました。

不要木や支障木の巨木の伐採は個人的にやりますが、商業目的の原木1本数十万円する木の伐倒の仕事はうちの会社は全て下請けさんにお願いしているため、私達には回って来ません。他の業者のチェーンソーマンはどんな人らなのか?どれくらいの技量の持ち主でどんな切り方をするのか?を知るチャンスでも有ります。今回私は、見学者として同行していたのですが、切る木へ先回りしてその都度、重心を読み、自分だったらどこに向かって倒すか?どう倒すか?を考えて…

伐倒者(チェーンソーマン)と相方の社長が同じく2人で重心を読み、この間狙って行こうか⁈と方向を決めて受け口を切り出す。

自分の読みと同じだ!

自分の感覚が狂って居ないと分かる瞬間。

本日は10本の伐倒と集材のみ。

10本中8本は重心のなりで自重伐倒可能。

1本は山側に湾曲して居て、かなり上空で谷側に曲がりが戻り、谷側の枝張りが強い感じ、枝の張りがなければ山側だろうが、あの枝がイタズラしそうと私は読んだ。

さてチェーンソーマンと社長はどう読むか? 
この木の伐倒は少し難しいよと、うちの帳場に声を掛ける私。

チェーンソーマンと社長の会話…

いやらしい曲がりだね!
どっちかな?
難しいな?
あの枝が結構効くね!谷側だね!
あの雑木に掛からないように右に少し狙いずらしてだね!
さすがにコレはクサビ使ってだね!

正解です!

同じ判断でした。

ミズナラの巨木のため相当な質量があるので、そこそこサイズのトドマツに掛かってもラリアットされたように薙ぎ倒して倒れていくのが凄いですね!
根こそぎです笑。

造材やっているチェーンソーマンの作業は下見に時間は長く取るけど切り出したら躊躇しない!あっという間?!でもないがそこそこ早い!が印象でした。

掛かり木にならない様に倒れ始めたら加速させるためかはわからないが、ツルはほとんど残して居ない切り方でした。

この手の現場では、それがいいのか悪いのかは私には分かりませんが…

木を切る前に待避ルートの選定と支障になりそうな物の撤去を徹底しているのが印象的でした。
※ 私も普段からそうしてます…

自分の技量がどの辺あたりなのか?
たまに別の会社の人らの作業を見ると計り知れますのでいい機会でした。

たまにこういう体験もいいですね!

よし明日からまた、除伐作業に精を出すぞ!