スペイン語(7) | 翻訳、スペイン語についての話

スペイン語(7)

スペイン語には女性形の名詞と男性形の名詞があります。
前に出た「dia」は男性形、そして今回のテーマの「hora」は女性形です。
「hora」の発音は「オラ」、意味は「時間」です。
あれっ?「オラ」って前に出ませんでしたっけ?
そうです。スペイン語で挨拶は「hola」(こんにちは)だということは前に書きました。
日本語表記だとどちらも「オラ」なんですが、スペイン語では「hora」と「hola」、スペルが異なります。
そして、「r」と「l」では発音が異なることは前に書いた通りです。
「時間」の「hora」は少し巻き舌で「オラ”」と発音しなければなりません。
スペイン語はほとんど日本語の発音で問題ないのですが、

この「r」と「l」の発音は日本語にないものなので、ちょっと難しいです。
英語の「r」と「l」の関係に似ていますが、発音は異なります。

英語の「r」は舌を奥まで引っ込めますが、スペイン語の「r」はやや巻き舌で発音します。

文章で書いても分かりにくいのですが。。。


発音のことはまあ置いておいて、女性形と男性形の名詞、何が違うのだろう、なんて思うと思います。

女性名詞と男性名詞で大きく違うのは、その名詞の前後につく形容詞や冠詞の形が変化することです。

ですから、ちゃんとした文章を書いたり話したりするためには、

その名詞が女性形なのか男性形なのか、ちゃんと把握しておかばなりません。

区別の方法ですが、、一応女性っぽい名詞は女性名詞で、男性っぽい名詞は男性名詞なのですが、

はっきりとした区別はありません。

例えば、太陽が男性で、月が女性で、これなんかは分かりやすいのですが、

例外というか、中性的な物の場合には、意味だけでは区別はできません

(ちなみにスペイン語では中性名詞はありません)。


では、どのように判別すればいいかということですが、名詞の最後が「a」であれば女性名詞、「o」で終わっていれば男性名詞、という風に大別できます。
ただ、これも例外が多いので、
実際には丸暗記するのが一番手っ取り早いです。
この「hora」は女性名詞、それだけ覚えておいたら良いと思います。

「hora」(時間)という単語はスペイン語圏でも日本と同じようによく使われます。
同じように使用するのですが、日本と南米の使い方って微妙に違います。
日本の「hora」はきっちりしてますが、南米の「hora」は人によってかなりずれがあるんです。
場合によっては2、3時間。
注意してください。
南米の人と待ち合わせをすると、指定の時間から2、3時間遅れてくるのは当たり前です。