スペイン語(4) | 翻訳、スペイン語についての話

スペイン語(4)

アルゼンチンの人々には口癖があります。
人によって色んな口癖があるし、その種類は数え切れませんが、
一般的によく使われる口癖として「bueno」があります。
読み方は「ブエノ」で、意味は「良い」です。
「良い」という意味で使われることも多いのですが、
会話の中で「さて」や「それじゃあ」といった文と文の間を繋ぐ接続詞的な単語としても使われています。
こういう使い方をするときはあまり「bueno」に意味はありません。
意味はないのですが、他人が悪い話をした後に「bueno」と言ってその話題を変えるときがあるんですよね。
意味はないと分かってはいても、悪い話なのに「bueno」はないだろ~、なんて思うことも多々あります。
口癖だから仕方ありませんが、これまでトラブルになったことは無いのでしょうか。

「bueno」には「良い」という意味の他に「美味しい」という意味もあります。
「美味しい」には他に「rico」「リコ」という言葉もあります。
使用頻度は「bueno」よりも「rico」の方が多いかもしれません。
ポルトガル語では「rico」にあたる言葉がないので、美味しいときは「bom」「ボン」(スペイン語の「bueno」にあたる言葉)を使っているようです。フランス語やイタリア語ではどうなのでしょう。

私は好き嫌いがありません。
まずいと思う食べ物は、ゴーヤや春菊、パクチーなど、非常にくせのある食べ物だけでしょうか。
そんな私は幸せですね。