スペイン語(3) | 翻訳、スペイン語についての話

スペイン語(3)

どこの言語でも同じですが、一番初めに覚える言葉は挨拶と感謝の言葉だと思います。
日本語でも海外でメジャーな言葉は「こんにちは」、「さようなら」、「ありがとう」ですよね。
スペイン語で「ありがとう」は「gracias」「グラシアス」です。知ってる人もいるかもしれませんね。
スペイン語は一般的にローマ字読みすればよいので、
日本人にとっては英語よりも発音に関しては覚えるのが楽かも知れません。
この「gracias」もそのままローマ字読みすれば大丈夫です。
ただ、「r」の発音はちょっと舌を巻きかげんにする必要があります。
関西弁の「おのれ、何しとんじゃぁ、おら~!」の最後の「ら」が少し巻き舌で発音するのと似ています。
スペイン語では「rr」と2つ「r」が続くことがあるのですが、その場合には完全に巻き舌になります。
単純に「r」の数が増えるから巻く回数も増えるわけです。
この発音が日本人には難しいのです。
一発でできるようになる人はまずいないんじゃないでしょうか。
ただ、私の場合は大学でロシア語を習ってて、そこに巻き舌の「ら」が出てくるので、
すんなり発音することができましたけれども。
この「rr」の発音は日本人だけじゃなくって、英語圏やドイツ語圏の人も難しいようです。
生まれ育った国にない発音は、どこの国の出身であろうが難しいってことですね。

そう、それで「gracias」ですが、まああまり巻き舌を気にしないでもいいかもしれないですね。
とりあえず、日本語的発音で通じます。
もう一つ「glacias」という「r」が「l」になってる単語もあるんですが、意味が「氷河」だけに
状況から考えて間違える人はいないでしょう。
喫茶店でアイスコーヒーを出されたときに、「グラシアス」と言ったら慌てて店員が氷河を持ってきた、なんて
笑い話はないです、今のところ。