思いがけず、一番最初に報告したのが習い事先になった。
本当は術前説明が終わったあとに各所に順次報告していくつもりだったんだけど、今まで一緒にレッスンしてきた方と先生と水入らず(?)でお話できる入院前最後の日を急に迎えることになってしまったのだ。

習い事も年に一回の発表会直前。
入院まであと一ヶ月以上はあるけど、受験準備も前倒ししていかなきゃだし、発表会を最後にしばらくお休みをいただくことをお伝えした。

病名は伝えるか迷ったけど女性しかいないので、実は…と。

そしたら先生も乳がん手術されてた。意外と身近に経験者っているんだな。

先生は進行が割と早いタイプだったそうで、でも今5年目を迎えて再発はないとのこと。
本当にお元気な方なので、ちょっと勇気づけられた。

全摘なのか部分切除なのか、そういう話は聞けなかったし、がんのタイプは色々だからなんとも言えないところではあるけど、それでもちょっとお話して良かったなと思えた。

大丈夫よ、と言ってくださった。

病気になるとほんのちょっとした一言が心に沁みる。
ありがたかった。

本当はこの機会に習い事やめようかなとも思っていた。
だけど、また頑張ってみようかな。
体が回復したら、先生のお知恵も借りてやり方を色々考えてレッスンだけでも参加できるといいな。
発表会は気が進まないけど、スタッフとして関わるのもアリかな?