丹後人
たんごびとの魅力・想い㉚
〜丹後の海で海苔を摘む人~
 
丹後で育ち、住み、丹後弁しか話せれない私(さゆりすと)。
丹後の海・山・食・人・土地・歴史など
全てが大好き!
その中でも一番人が魅力的!
なので
丹後のヒトの魅力・想いを発信していきたいと思います✨
 
たんごびと第30弾は
丹後の海で
海苔を摘む人です。
 
 

この季節になると、日本海は大荒れとなり、

海が「ゴ~~」と唸り、

穏やかな顔を見せてくれる日は少ないです。

稀に、穏やかな波の日には、

海に海苔を摘みに行く

おじさんやおばさんがいます。

誰でもどこでも摘んで良いというものではなく、岩場を購入して海苔を摘みます。

私のおばあちゃんも海苔を摘んで干していました。

いつ、穏やかな波が高波に変わるかわからない環境での海苔摘。危険です。

おばあちゃんは、近所の人と

摘む作業とすく作業(摘んできた海苔を板海苔にする作業)を分担していました。

おばあちゃんは、すく作業担当。

でも、時間があれば自分でも摘みに行きます。灰をまくと海苔が取りやすいみたい。

 

ザルにいっぱいある海苔を朝早くから

『トンとこトンとこ』両手に包丁を持ち

細かくするために叩く。

軽快なリズム。

大量の海苔を何度も何度も叩く。

根気がいる作業です。

次に、冷たい冷たい水で海苔をすきます。

クルクル円を描くように海苔を回し

穴が開かないように微調整。

冷たい水、干す作業。海苔を乾かさないといけないので、雨が当たらない場所を探す。

この時期雨が降らない日はないから、大変。

丹後は、「弁当忘れても傘忘れるな」と言う言葉があるくらいです。

海苔が乾いたら、御簾から外し砂をとります。鉄板の上に大きく重たい鉄の丸い棒を転がし砂を潰します。

目に見える石などは糸切りバサミてパチンパチンと切ります。

完成です。

凄く手間暇及び、命をかけて作られる板海苔。

だから高級です。

 

 

↓こんな日は海苔摘みはできませんものね。。。

 
 
 

地海苔を火に炙った際のあのにおい。

最高です。

巻き寿司、海苔の佃煮。本当に美味しいです。

高級でも、記憶と共に食べたい品です。

 

丹後は、長寿の方が多いです。

数年前には、115歳まで生きられた木村さんもいました。(男性長寿世界一)

丹後の長寿、食からも学ぶことは多いですね。

 

 
 
今回、海苔摘みをする人の大変さを改めて痛感。
労力×美味しさ=高級
納得です。。。
季節折々の旬の景色を見せてくれます。
海苔摘みの季節もこの季節だけ。。。
冬の丹後の風情のひとつですね爆  笑
 
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