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情けない話だけどまだ自分の病気を受け入れられていない。7年近く経っているのに。
まだ歩けてる頃だから5年位前だろうか、リハビリ診療所でかなり病状が進行している患者さんを初めて見かけた。すごくショックでその姿は今も忘れられない。自分はあんなになるまで我慢できないと思った。数年経った今、既に私の病状はその患者さんに近い。唾液が垂れないようにキッチンペーパーと持続吸引の管を口にくわえた自分のそんな姿を見るのが嫌で鏡を見ることは普段はない。ただ2ヶ月に一度だけ散髪の訪問美容師さんにカットの最後に鏡を見せてもらう。2ヶ月ぶりに2秒程自分の顔を見る。いつもどんなに変わったのだろうと不安になる。今日はその日だった。怖くてよく見えなかったけど多分あんまり変わってない。いつも眉間にしわ、不機嫌そうな顔、笑おうとしても筋肉がひきつってもう笑顔にならない。
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