美しい魂 | ALS患者 タンゴレオの挑戦 ー安楽死を認めて!-

ALS患者 タンゴレオの挑戦 ー安楽死を認めて!-

死を待つだけ、苦しみだけの毎日から解放されるべく、人権を求める戦い

遠くに住んでる友人、なかなか会えないけどお互いスポーツ観戦好きなので、いつも気になるアスリートについてあーだこーだ好き勝手にメールで言い合ってる。
その友人が好きな力士の長所について相撲初心者の私に熱く語ってくれた。
そのメールを書いてるうちに私の良い所も書きたくなったと翌日またメールをくれた。

私に対する過大評価をたくさん書いてくれていたのだが、頭の良い彼女でもさすがに明らかに間違っているとしか言わざるを得ないのが一番最初に書いてくれた言葉。
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「まずはじめに、美しい美しい美し~い魂の持ち主です。」.

自分は程遠いからなのか、思った、
「美しい魂って、、、どんなんだろう?」


こんな病にかかっていると
「人間ってなんだろう?命ってなんだろう?生きるってなんだろう?」
というようなことを常日頃考える。元気な頃はもっとマシな人間だったのに、、、もっとなんでも上手くやってこれたのに、、、。
こんな不便な身体になって、そのストレスからどんどん自分が嫌な人間になってる。
だから美しい魂って?と思った。

それが意外とすぐにイメージが頭に浮かんだ。
このブログやツイッターを通して出会った患者さん達のおかげだ。

美しい魂って 「生きよう!」としている魂だな、、、。人間とて色んなものを削ぎ落としたら、純粋な魂は生きることを望む力なんじゃないかと。それが美しい魂じゃないかと感じた。

残念ながら私のは美しいとは言えない。
色んな欲望や不満が膜を張っている。
こんな一人では何も出来ない身体は人間の生活じゃないと言っている。
生きているのが嫌だと言っている。

だけれどもそんな弱っちいのも人間らしいな、、、と。
それが私かな、、、と。