ALS患者 死に方と心の矛盾 | ALS患者 タンゴレオの挑戦 ー安楽死を認めて!-

ALS患者 タンゴレオの挑戦 ー安楽死を認めて!-

死を待つだけ、苦しみだけの毎日から解放されるべく、人権を求める戦い

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私は早く終わりにしたいと言いながらもリルテックや栄養補助食品を摂取している。リハビリだって受けている。早く死にたいなら病状を進行させれば良いじゃないかと自分でもその矛盾をたまに問いかける。要するにじわじわ死ぬのが怖いのだ。俗に言う「死ぬ時はコロッと逝きたい」のだ。中途半端に息苦しいとか想像しただけでも怖い。バイパップも痛いし着けたくない。
ALSという病気はほんとに予測がつかない。個人差がものすごくあるし部分的に進行したりもする。現に私は4年程、肺機能に関してはほとんど変わっていない。そういうことは閉じ込め状態になっても呼吸だけは自力でしてるということも考えられる。それが怖くてこれ以上進行しないようにしてる。でも肺機能がダメにならない限り死ねないのも分かってる。その矛盾が解決できない。

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