5月教室だより | ピアソラの蜜柑

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オレンジの街での生活

2024年5月 教室便り105号

 

新緑の季節です!畑の雑草の伸びにそわそわする気温になってきましたが

気持ちは晴れやかです☆新年度、新学期、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

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今日はちょっとお勉強のお話です☆今回のテーマは「中1の勉強法」

ここ数か月でたまたま数人の保護者の方と中学校の勉強についての話をする機会が

ありました。私は勉強の先生ではないので自分の経験を踏まえた上での私見ですが

我が子と接してきて感じたことを少し書こうと思います。

ただあくまで我が家の経験なので

(へぇ~そうなんだ~)くらいな感じでさらっと読んで頂けると幸いです。

 

「ウチの子は全然勉強をしない。どうやって勉強させたらいいのか分からない。」

中1なんてついこの間まで小学生だったのですからある程度明確な意思と目標を持った

しっかりした子以外はまだふんわりとした状態だと思います。(勿論ウチもそうでした)

そんな中、とりあえず1年生の間にやらなければいけない最重要なことはまず

1・「勉強の習慣をつける」毎日最初は1時間でもいいので

「この時間からこの時間はスマホとゲームから離れて勉強しよう」と決めること。

私はその時に「なぜ勉強をしなければならないのか?」その理由を

親子会議を設け話しました。勉強をしなければいけない理由はただ単に

偏差値の高い高校や大学に行く為だけでなく

もっと先にある「自分の人生の選択肢を広げる為」だということ。

高校や大学はたったの数年でただの通過点であるけれどそこから先長い

人生が始まる上でいつかは順番だからパパもママも先に死ぬ。

大人になったら一人で生きていかなくちゃいけない。

その時にどんなことが起こっても「色々な選択肢」を選べるという

手札を持っていれば怖いことはない、勉強はその為にするのだと。

そんなことを出来るだけ分かりやすく伝えました。学歴はあとから勝手に付いてくるもの。

我が家の場合はここで子供達への説得に成功し「勉強の習慣」

1年生の間に付けることができました。

この第一関門をクリアしたら次は定期テストの結果を分析して

2・「自分は何が苦手で何が理解できないのか?」をクリアにする。

3・「自分に合った勉強方法を見つける」

1年生の間はそこまで神経質にピリピリ点数に拘らず↑の3点がしっかりできていれば

もう十分だと思います。そこでこの3点を確立する方法としてはやはり先に書いた

「明確な目標を持った子」以外は「大人のサポート」は多少は必要です。

親がスマホいじりながら「勉強しなさい」と言っても間違いなくしないでしょう。

「さー!時間だから一緒に勉強するよ!」と最初のうちは

親も一緒にやればいいんじゃないかと思います。

もしくはそこまで一緒にやらなくても

「今から30分で今日授業でやった地理のページの太線覚えて。漢字も書けるようにね!

30分後に来るから口頭で確認テストするよ」とそんな感じで良いので

ある程度の勉強の指針を親が指南してあげる。コツとしては基本的には教科書です。

その日授業でやったことを何度も読み直し、太線を覚えるところから始めます。

テストは教科書以外からは絶対に出ません。言い換えれば教科書が

しっかり頭に入っていれば点数はきちんと取れます。

ただテストは本当に内容を理解しているのか?を試すために

質問の仕方を変えたり少しひねったりして出てくるので

丸暗記ではなくきちんと理解することが重要です。教科書がある程度頭に入ったら

あとはひたすらワークなどの問題集を解く。

ワークが完璧ならば70~80点は取れます。それ以上は教科書の隅っこの方に

小さく書いてある本文に+αされる知識や高度にひねった問題だったりで

そこまで完成できたならば90点~になります。

余談ですがウチの子は「ケアレスミス」のものすごく多い子でした。

いや現在進行形で多いです。テストを見ると惜しいミスばかりで

理解はしているようだから安心して「次は気を付けてね」で済ませていると

ケアレスミスは絶対に癖になります!問題文を最後までしっかり読む。

点や丸、漢字などを徹底する癖を付けるように小まめにチェックする。

それも親のサポートの一環だと思います。

 

私も30年以上ぶりに中学校の教科書を開きましたがものすごく懐かしく新鮮で楽しいです。

こんな風に子供をサポートできるのもたったの数年のことです。なので楽しんでなんぼ!

 

それでは5月も元気一杯笑顔いっぱいでよろしくお願い致します!      

 

ミズエ