大草原の小さな家プロジェクト・19 | ピアソラの蜜柑

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オレンジの街での生活

 

プロじゃないし注文住宅を建てるのも初めてなので家を建てる大よその予算が

分からないというのもありますが、素人から見ても明らかに日本の規格から

大きく外れた規模の家を設計している夫・・・。

 

私・「これはいくらなんでも大きすぎるんじゃ・・・。」

 

夫・「見積もりとってみなくちゃ分からないだろう?」

 

 

 

いえ、多分分かりますからっ!

 

 

 

でもここまでの道のりもここで細かく書いていないだけで、

ある程度の部分は郷に入れば郷に従えの私

あくまで自分のやり方を貫く夫との間で様々な葛藤があり、

激しく厳しい攻防戦を繰り広げてきました。

日本語の分からない夫の代わりにいつも矢面に立つのは100%私で

正直疲労困憊だったのでこれ以上無用な諍いはしたくなく、

言いたいことは山ほどあったけれど一旦飲み込んで

ある程度少し規模を縮小させたところで一回目のプラン完成。

 

私がリサーチしていた工務店さん3軒にメールでアポを取ると2軒から迅速なレスポンスが。

(1軒からはレスポンスがこなかったので放置しました。)

 

ここでも夫は我が物顔で

 

 

 

「最低でも5軒、できたら7軒くらいの

見積もりをとれ!」

 

 

 

と、口で言うのは簡単だよなー!

 

でも最終的に決めるのはもちろん1軒なのでその他の工務店さんに失礼だし、

すべての工務店さんと連絡を取るのは私。細かい打ち合わせも説明もメールもすべて私。

 

すべての仕事×7・・・

 

なんとか夫を説得し、3軒で我慢してもらいました。

(正直この時期のことは思い出すだけでも苦痛です。)

 

迅速なレスポンスが来た工務店さん2軒には

 

1・夫が外国人ですごくこだわりが強いこと。

2・3軒ほどの工務店さんに見積もりを取らせて頂き、

  そこから1軒に決めるという形になりますがそれでも良いでしょうか?ということ。

3・話をする時は日本語が分からないとはいえ

  あくまで夫主体に進めてほしいということ。(私はあくまで通訳という形で)

4・絶対に夫を蔑ろにしてはいけないということ。

5・農家住宅なので多分書類など時間もかかるし、

  色々なことがスムーズには運ばないことを予想していること。

 

などなどいくつかの注意点を書いた上で特に3と4はとても重要

だと説明した上で「それでも良ければ見積もりをお願いしたいのですが・・・」

とメールしたら2軒とも注意点を重々承知してくれた上で「お伺いしてお話を聞きたい。」と。

 

その週の週末には2軒の工務店さんとお会いすることになり、

夫作の設計図を元に話をし、見積もりをお願いしました。

 

 

 

見積もり待ちの間の私の次の仕事は

「農地の適正価格を調べる」ことです。

 

 

 

(大草原の小さな家プロジェクト・20に続く・・・)

 

ミズエ