2日連続でバレンシア入りしていました。
ニーナのお誕生日会は恐怖のゲロ女ナテイのバルで行われました。
ここはバルと言っても会員制なので今日は貸切。
今日のちびっ子は3人でナテイはジャイちゃん達の為に
キッズルームまで準備していてくれました。
こういう古い建物の床ってホント手が込んでいて素敵です。
ただこういう建築物はその素敵な古さをただの「古い」ではなく
「アンテイーク」にするためには定期的な手入れや修復が必要で
そんなメンテナンスができないとただの「ボロ」になってしまうんですよね。
ここはちょうどそのボロとアンテイークの境目くらいの感じで
ナテイの人柄がよく出ており、
「もうちょっと手を入れたらすっごく素敵になるんだし
それができなけりゃせめてきちんと掃除しなさいよっ!」
と散々ナテイに諭してきました。
でも変わらないだろうなー。
なんせ水道の蛇口のある洗い場のシンクが道端で拾ってきたバスタブだったくらいだし。
ところでお呼ばれされたお客様は私たちとイバンとサブリーナの他は
ドイツ人のニーナのお友達のゲルマン民族が多く金髪碧眼率高し。
女性も皆すらりと背が高く、そこに立っているだけでサマになる
鼻がつんととがった金髪碧眼のドイツ人、オーストリア人、チェコ人、オランダ人。
ここに混じってスペイン人、イタリア人、日本人、コロンビア人、アルゼンチン人。
このラテン人種ってなんだか存在そのものがずっこけてるように思えるのは私だけでしょうか?
メインはニーナの彼氏のビセンテのパエージャで前菜は各自持ち寄り。
私にはビセンテが直々に電話をかけてきて
「巻き寿司が食いたい!ゲルマン民族がみんな楽しみにしてるからお願い!」
とピンポイントの依頼。
そこまで言われては断れません、頑張って20本作りましたよー。
でもゲルマン人とラテン人は騙せても
日本人は騙せないレベルのお恥ずかしい出来だったので今回は写真はカットします。
巻き寿司って何度も作ってるけどそれでも結構難しいんですよね、、、。
いまいち何度やっても美しく巻くコツがつかめない。
サブリーナは一口サイズのミニピッツア、他にもスペインオムレツやキッシュ、
こんな緑色の変わったチーズの盛り合わせも。
この緑のチーズ、何かと思ったらバジルのチーズでした。
口に入れるとバジルの香りがふわーっと強く香り香辛料好きの私のツボにどんぴしゃ。
おいしかったー!
中央市場のチーズ専門店で売ってるそうです。
チーズと軽く砂糖をからめて炒った胡桃の組み合わせが絶妙でした。
メインのビセンテのパエージャ。
こちらはもうなんの疑いもない完全無欠のパエージャです。
パエージゃって基本、薪を使って火を熾して外で作る大雑把な男の料理なので
その人その人で微妙にレシピも違って分量もその場その場で長年の勘に頼ることの多い
テキトー料理なんですがビセンテくらい毎回揺るぎない自信のもと
完璧なアルデンテの深くて美味しいパエージャを作る人を他に知りません。
感想はあえて書きません。
あーおなかいっぱい!
と、巻き寿司の他にパンも焼いて持っていきました。
最近個人的にハマっている抹茶の粉と白胡麻を少し混ぜて焼いた緑のパン。
大好評で本場ゲルマン民族達に「これ、ドイツのパンかと思った!」って言われました。
ふふふ。
楽しい日曜日でした。
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今日はジャイちゃんをお昼に向かえに行くと
仲良しのベラともっと一緒に遊びたい!と駄々をこねはじめ
ベラとふたりしてストをはじめるとベラのママのマリアが
「じゃ、うちでふたりで一緒にご飯食べる?今日はレンズ豆の煮込みだけど。どお?」
とのオファー。
私はそりゃもちろん願ったり叶ったり♪
でも「ほんとにいいの?迷惑じゃない?」と聞くもマリアは
「うちはベラが一人っ子だから遊び相手がいてくれるとベラも楽しいし
3時までこっちもゆっくりできて助かるのよ♪」
とな。
それじゃお言葉に甘えて、私は突然の自由時間にうっきうき。
夕方迎えに行くとなんとレンズ豆の煮込み他にサラダまで食べたそうな!
ウチでは生野菜のレタスやトマトはまず全否定だったのに(自分が作ったレタスのみ例外)
驚くべきことです!
そのかわりベラと遊ぶのに夢中になりすぎてトイレに行くのをすっかり忘れて
何かの拍子に大笑いした瞬間にちょっとおしっこを漏らしたそうで
マリアにズボンから靴下パンツまで着替えさせてもらって帰って来ました。
あはは。
バレンシアで高層階のピソに住んでいた頃ではありえなかった交流。
なんだかこういうお友達との時間の流れって私の子供の頃みたいな感じ。
今度マリアにかぼちゃのパンの作り方を教わる予定です。
ミズエ


