アーモンドの秘密 | ピアソラの蜜柑

ピアソラの蜜柑

オレンジの街での生活

「ねね、ところでさ、アーモンドってどんな風に木になるの?」

山の家からの帰り道だったか?7月に日本のジジババと交わした会話です。

ババ・「多分、梅みたいにさー外側にやわらかい実が付いてて
    その中を剥くとああいう硬い殻のアーモンドが出てくるんでしょ?」

私・「え?そうなの?私はてっきりあの硬い殻のまんま木になってるんだと思った。」

ジジ・「そうだろ。あの殻のまま木になっててそれを収穫するんだろ。」

ババ・「えー?そうかー?私は周りに実が付いてると思うけどなー。」

私・「でも私あの茶色い殻のアーモンドが木にぶら下がってるの見たような記憶があるんだけどなー。
   ま、いいわ。とりあえず今年アーモンドができたらよく見て後で教えたげるわ。」

山の家にある私の50本のアーモンドの木。
7月の時点ではまだ緑色の小さな実がなっているだけだったので
3人の疑問は解決しなかったのですが先週分かりました!

答えは・・・。





ある意味全員正解。







ピアソラの蜜柑

そう、ババが言うとおりアーモンドの茶色の硬い殻の周りには薄緑色の果肉がついており
それが熟れて自然に果肉が乾燥して開いてこんな風にぱかっと割れて
中からアーモンドが出てくるんです。

だからこの状態で後1週間もほっておけば周りの果肉は乾燥して地面に落ちて
ジジの言うとおりアーモンドの木には茶色殻のアーモンドだけが枝に残るという仕組み。

なるほどね~。

手入れをしていないので一本の木にぱらぱらとしかなっていないのですが
剥いて殻を割って食べたらちゃんと立派な美味しい生アーモンドでした♪

来週はアーモンドを収穫してこようと思います。

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この間、家主のエメテリオじいさんに道端で会った時に

「貰ったいちじく、半分はジャムにしたよ~。
すごい美味しくできて毎朝トーストにぬって食べてる。たっくんもヨーグルトに混ぜて食べてるよ~。」

と話したらまたどっかーんと持ってきてくれました。

ピアソラの蜜柑

実際はこの写真の4、5倍くらいの量です。

いやーでもほんと美味しいんです。

冷蔵庫で冷やして皮ごとがぶり。
いくら貰っても食べ飽きたら冬場用のジャムにするから全然大歓迎。

うれしいなー♪

今、黄桃も旬で美容院の軒先でもガソリンスタンドでもバルの軒先でも肉屋の軒先でも
ドラッグストアの軒先でも売ってます。

要するにみんな土地を持ってるってことなんですねー。

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夏休みの間に読もうと思っていた本。

ピアソラの蜜柑

今年の夏は忙しすぎて本を開く暇もなく
キリスト教の封印の世界史の方3分の1くらいしか読めていません。

左の本はキューバ出身の作家のレイナルド・アレナスの自伝です。
映画化もされているので楽しみ。

アルバロ男爵の仕事も一段落ついたそうなので明日から週末ビナロスに行きます。
とりあえずキリスト教の方を読んでしまおう。

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マージョ、まだちょっぴりショックを引きずっているようで今のところとてもいい子にしています。

ジャイちゃんもマージョの頭を優しくなでながら
「マージョ、もう2回もどっかいっちゃだめだよ~。」といつもは犬猿の仲なのにすっかり相思相愛。

私は早速首輪を買い、その首輪に電話番号を彫った小さいプラカードを付けようと思っています。

さー、明日から海だー。

やっともろもろ落ち着いたし最後の夏を思いっきり満喫してきます♪

ミズエ