適地適応 | ピアソラの蜜柑

ピアソラの蜜柑

オレンジの街での生活

日曜日のパーティーの後、

まだ電気も通っていない山の家で寝袋にくるまって一夜を明かしたゴンサロ兄さん。


朝、あつあつのコーヒーを持って行くと既に日の出と共に起床し、

双眼鏡を持って山を歩きバードウォッチングと植物の観察と野生動物の糞採取をしてきたそうです。

(ゴンサロ兄さんは植物の遺伝子学と野生動物の生態などの先生です。)


電気が通っていないので前夜は10時には就寝、朝は日の出と共に7時半起床。

寒くなかったし、イノシシに襲われることもなく無事一夜を過ごしたようでほっとしました。


こういう生活を送らないとね♪


ところで敷地内には野生の紫色のアヤメをはじめとした沢山の野生の花が咲き始めています。

白、ピンク、黄色、薄紫、ピンクベージュ・・・。


庭に街で売っているきれいな花を植えるのもいいけれどそういうイギリスガーデン系の花は

たいてい水遣りを頻繁にしないと枯れてしまうものが多い。


私もできるだけ多年草で丈夫な乾燥に強い花を選んで植えているつもりですが

それでも真夏になったら1週間に1度の水遣りじゃ足りないかなぁ~と思っています。


ゴンサロ兄さんが持ってきた「乾燥に強い地中海ガーデン図鑑」まで持ち出して教えてくれたのは

乾燥地帯には乾燥地帯なりのガーデニングの方法があって

例えば野生のさまざまな花を良く観察して気に入ったものを

色とりどりに石で囲んだ一角に寄せ植えする。


なんせ野生なので強く、おまけに競生させると更にパワーアップしどんどん増えるそうです。


写真でみたけれどとても素敵。


当たり前なんだけれど目から鱗で確かにその土地に合ったものを植えるのが当たり前だけれど一番。

イギリスの湿気のある栄養のたっぷりとある土にふんだんな水遣りができるわけじゃないのだから

地中海でイギリスガーデンができるわけはない。


そらそうだ。


適地適応。


時々当たり前のことが以外と見えなくなっていたりするものです。


あーやることがいっぱいで嬉しい♪


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アルバロ男爵とゴンサロ兄さん2人がかりでプールの掃除をしてくれました。


干からびたプールの中からは鳥の頭蓋骨や割れた鉢、

卵をいっぱい抱えたカエルも7匹ほど見つかり外へ放してきました。


すっかりきれいになり、あとは壁を少しなめらかに削ってペンキで塗って水を入れたら完成です!


完成したら子ども会のちびっ子達をご招待しようかと考案中。


そして敷地内に大きなイチジクの木を発見!


今まで気が付かなかった・・・。


うれしい~。


アスパラガスもにょきにょき生えてるし、

とりあえずアーモンド、アスパラ、イチジク、ローズマリー、タイムは自給です。

この先少しずつ自給できるものをどんどん増やしていきたいです。


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家に帰ってきてゴンサロ兄さんがログローニョから持って来てくれた食材で夕食にしました。


ピアソラの蜜柑


ワインは私の大好きなワイナリーのビニャ・レアル。

久々に常飲ワイン以外の高級ワイン飲んだわ♪


スモークサーモンのグリーンサラダ、イベリコのチョリッソ、ロンガニサ、

ゴルゴンゾーラとゴーダチーズ。


典型的ワイン飲みの夕餉。

ピザは私が焼きました。


翌日はこちら!


ピアソラの蜜柑


これは義母からです。


なんとまぁ、立派なホワイトアスパラ!


ピアソラの蜜柑

こんな風になりました。


メインがアスパラで前菜は簡単手巻きときゅうりの塩昆布漬け。


そして明日からゴンサロ兄さんと入れ違いに

孫に会いたくてイースターを待ちきれない義父母がログローニョからやってきます。


最近のたっくん、寝返りにハマり中でごろんごろんとヒマさえあれば寝返ってます。


ログローニョのおじいちゃんおばあちゃんに会わせるのも12月以来なので楽しみです。


ついでに今週は食生活が豊かになりそう♪


ミズエ