2010年初海 | ピアソラの蜜柑

ピアソラの蜜柑

オレンジの街での生活

さわやかな初夏の日曜日。

午前中イバンとテニスに出かけたアルバロ男爵から出かけて10分もしないうちに電話がかかってきました。

「外すっごい気持ちいいよ。テニス終わったら海にでも行かない?」

私も窓の外を眺めながら二つ返事でオーケー。

薄くマヨネーズを塗ってチーズ入りプレーンオムレツを挟んだバゲットと
ジャイ子さんの大好物のリオハ産のパテを塗ったバゲット。
魔法瓶には氷入りパイナップルジュース。ミネラルウォーター。
2種類のチーズ。
デザートに缶詰めの黄桃。

10分でちゃちゃっと準備したお弁当をクーラーボックスに詰めいざ今年初の海へ出発!

ウチから車で10分ほどでマルバロッサのビーチへ到着です。

5月なのでまだすいているかと思いきや・・・


目の前に広がった光景はすでに夏でした。


砂浜にはサンオイルのココナッツの香りがし、
青い海には水上スキーや白いヨットやクルーザーが走り、周りはトップレスのお姉ちゃんがいっぱい!

しかもなぜか右も左もイタリア人だらけ。

昨日のインテルミラン対バイエルンミュンヘンの影響もあるのかな?

ベビーカーで寝たまま到着してしまったジャイ子さんはしばらくして目を覚ますと

「ここはどこ?私はだれ?」

状態で目をぱちくりさせていましたが徐々にエンジンがかかってきます。

ピアソラの蜜柑 ピアソラの蜜柑

じょうろに水を汲み砂浜にじゃーとぶちまける作業を開始し、パピーと往復すること15回・・・。

何が楽しいんだか意味不明ですがやめられないとまらない。

3往復目には着ている服はびちょびちょのどろんどろん。
4往復目にはすべて脱いで水着に着替え、6往復目には海にしっかり浸かっていました。

さすがに水はまだ冷たかったようできゃはきゃは笑いながらがくがく震えてましたが
懲りずに何度でも波に向かって突進。

唇が紫色になった時点で強制送還。

子供って元気だなぁ・・・。

お弁当を食べてアイスクリーム食べて今年初の強い日差しに疲れないように2時間半ほどで
帰ってきましたが、夕方お風呂に入って夕ご飯を食べて牛乳飲んだらジャイ子さんあっけなく撃沈。

私たちも今晩は良く眠れそうです。

こんな風に気楽にふらっと海にでかけられるのがバレンシアのいいところです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて夜は早速タジン鍋。

とりあえず特別な料理の準備もしていなかったのでシンプルに野菜と豚肉を蒸してみました。

ピアソラの蜜柑

一番下にもやしを敷いて、
その上に薄く切って塩胡椒した豚肉を乗せその上にキャベツを重ね更に豚肉を乗せました。
周りには冷蔵庫にあった野菜。

そこに酒とみりんとオリーブオイルをたらし蓋をして弱火で蒸すこと30分。

さっぱりとポン酢でいただきました。

この量の野菜を二人であっという間にぺろりと完食。

いやぁ、この鍋絶対使えます!

まず野菜がおいしい。
野菜の旨みが凝縮されてインゲンもニンジンも想像以上に甘い。
ジャガイモもほくほく。

それ以外に余計な洗い物も出ないし、ガス周りもふきこぼれとかで汚れないし素敵です。

ポン酢で食べるかわりにバターと塩少々ふってチーズのせても蒸しても絶対美味しいと思うし、
ミートボールとか入れてトマトで煮込んでも絶対イケる!

夢は広がります。

ピアソラの蜜柑 ピアソラの蜜柑

左は2,3日前に普通のお鍋で作ったタジンと茹でたうどんの残りで作ったサラスパ。
クスクスが切れていたので白ご飯でカレーみたいに食べました。
このタジンもタジン鍋で作ったらどう変わるのか楽しみ♪

右はカマンベールのフライをルーロとフランボワーズとレモンのジャムで頂きました。
日本で作った時パン粉が粗すぎてチーズが外に流れ出してぐちゃぐちゃになって最後には爆発して
どろどろになって大失敗したので今回はしっかりと小麦粉と卵と細かいパン粉できっちり固めて大成功。

オカン、リベンジ果たしたよ!

さーて、今週はタジン鍋で何作って食べようかなー?

ミズエ