今晩はオープニングパーティーでした。
パーティー開始時刻は8時半にもかかわらず、大迷惑なことに7時には迎えの車が来て
会場に連れ去られ私はやることもないのでひとりでふらりと外へ出て大画面のバルを見つけ
イングランド対トリニダ・トバゴ戦を観戦していました。
ジョッキのビールを2杯ほどあけ、無理矢理テンションを上げ、
あまり気の進まぬパーティー会場に30分遅れで着きました。
会場に入ると既にギター弾きが歌など唄い、バンドが演奏なんぞしています。
気取った人々の群れの中、小腹が空いていたのでワインを飲みながらつまんでいると、
神経質そうでややこしそうでいかにも退屈そうなひょろりと背の高い
「自称アーティスト男」が私に話しかけてきます。
何やら小難しく、私にはまるで理解不可能の死ぬ程つまらない芸術論とやらを
額に青い血管を浮かべぶちかまし始めます。
さっきまでいたバルに戻ってスウェーデン対パラグアイ戦を観戦しに抜け出そうとした瞬間、
救世主のように入り口にロベルトが現れました。
ミ・「あっ!ロベルト!」
渡りに船とばかりに男を無視しロベルトに駆け寄ると、
自称アーティスト男も何を勘違いしたのか自分も一緒になって私と一緒にロベルトに駆け寄ります。
ロ・「おう!ミズエ!タダ酒飲みにきたぜーぃ!」
ミ・「よういらっしゃったっ!兄さんよっ!」
自称アーティスト・「あなたもアーティストですか?」
ロ・ミ・「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ミ・「この人はねー、長距離トラックの運ちゃんで(ウソ)アル中で(ウソ)オマケに薬中で(ウソ)
豚肉しか食べない(ホント)肉食動物のただのデブ(ホント)でーす。」
自称アーティスト・「・・・・・・・・・・・・」
呆然とする自称アーティスト男を尻目にサンティ、エストレージャ、アンドレア、オスカル、チェロ、
チェロの彼氏・・・
続々と夜遊びメンバー+プルガメンバーの登場です。
「ビールはどこだい!?」
「のめのめ!」
「おう!おう!腹減ったのう!」
「つまみが足りんぞぉー!」
「おいミズエ!スウェーデンどうなった?」
「ベッカム退場!」
「ビール!ビール!」
私は自分の生まれた川に戻った鮭の気分になりました。
その後この恐ろしく退屈で堅苦しい会場を脱出し、
サンティを筆頭にみんなで飲みなおし、ブルースのコンサートを聴いて帰ってきました。
明日は昼の3時からタンゴ・イ・トゥルコでアルゼンチン戦です。
明日も忙しい一日になりそうです。
ミズエ