第十の予言 | ピアソラの蜜柑

ピアソラの蜜柑

オレンジの街での生活

「聖なる予言」の続編です。


先日マドリッドに行った時にバスの中で読もうと持っていったのですが、

運良く大渋滞に巻き込まれたのですっかり集中して読みきることができました。


第十の知恵を探して舞台はペルーから北米のインディアンの故郷アパラチア山脈に移ります。

霊的存在としての人類はなぜ、地球上に出現したのか?

そしてこれから何処に向かおうとしているのか?

時空を越えた体験を経て第十の知恵を学び、宇宙的な意味で自分が、この地上に、

今生まれてきた目的を知るという内容です。


要するに「輪廻転生」です。


訳者のあとがきから引用します。


「私達は生まれ変わる。「死」とは「あちら側」の世界に行くこと。

 生まれる前に両親を選んでくる。私達は目的を持って生まれてくる。

 「あちら側」の世界が私達を応援している。本当は敵などいない。

 みんな覚醒しようとしている魂の仲間達なんだ。

 こうした概念が私達の常識となった時、世界はきっともっと愛に満ちた平和な世界に生まれ変わるのでは 

 ないかと思います。」


普段は私達はこの地球に生まれてくる時に計画してきた人生の目的を忘れてしまっているのですが、

意識のレベルを上げ、エネルギーを常に高く保持することで自分がなんの為に生まれてきたのか?

という目的を思い出す人が多くなっている、それでなくては既に地球規模で起こっている自然破壊、

環境汚染をくいとめることができないからです。


と言っています。



「ほっほう~」



かなりおもしろい理論です。

世の中すごいこと考える人がいるんだなー。


試しに私が生まれてきた目的を考えてみました。


・酒を飲むため。

・馬に乗るため。

・落馬するため。

・マリファナパンツを売るため。

・世界の珍味を食べるため。


パッと思いつくくらいでこのくらいしかありません。

これって世の中の誰かの役に立っているんでしょうか?

役に立っているどころか反対に迷惑をかけているようにしか思えません。

かなり疑問です。


それではもしも私が生まれてくる前に両親を選んできたのだとしたら?


私は母によく


「あんたは生まれた時から反抗期でそのまま思春期の反抗期に突入して未だまだ終っていない。

 この反抗期は一体いつまで続くのだろう?」


と言われます。


ひょっとしてコレか・・・!?

そうだっっ!


今、私の生まれてきた目的が分かりました。


「私の両親、及び周囲の人は、私みたいな他人に迷惑しかかけない人間に

 どれだけ忍耐力を持って付き合い、迷惑をかけられてもじっと耐え忍び、

 無償の愛を注ぐことによって、しらずしらずのうちに彼等自身の人間的レベルを高めている。」


多分これしかないです。

そういう訳でこれからもお見限りなきよう、よろしくお願いいたします。


ミズエ