サマータイム | ピアソラの蜜柑

ピアソラの蜜柑

オレンジの街での生活

日曜日にサマータイムになりました。


時計が知らない間に1時間進んでいました。


案の定、今回も変わってから丸15時間以上過ぎてからやっと気がつきました。

昨年はマリファナ屋のバイトに遅刻しました。

その前はバスに乗り遅れました。


サマータイムにはいつも痛い思いをさせられます。


しかしこれで本格的に夏がやってきます。


街中にあるオレンジの花が一斉に咲き出しました。

白い小さなかわいらしい花ですが、むせ返るような芳香です。


昨日は朝から乗馬でした。

海辺の果てしなく続くオレンジ畑に囲まれた厩舎に着くと、マエストロが漆黒のそれはそれは美しい馬の手入れをしていました。


雄の3歳馬だそうでマエストロが世話をすることになったそうです。

馬体は黒光りしており、完璧な骨格の上に筋肉が美しくのっています。

若さゆえの気の強さが垣間見えました。


250万円だそうです。

250万・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


しばらくするとその黒馬君のご主人様がやってきました。

さすがにお金持ちそうなパリッとしたジェントルマンです。


250万を横目に私はクリストバルに跨ります。

クリストバルはよぼよぼのジジイで250万円じゃありませんが、私にはクリストバルが一番です。


昨日はとうとう駈足に挑戦しました。

乗馬は並足、速歩、駈足、襲歩、と4段階あります。

3段階目に突入です。


駈足になると馬上での揺れがものすごいので、リズムを掴むどころかしがみつくだけで精一杯でしたが

少しずつ前進していきたいと思います。


なんとなくやっとクリストバルと心が通じ合ってきような気がします。

多分むこうは

「またヘタクソな中国人がきたわい。」

くらいにしか思っていないような気がしますが・・・。


今日も抜けるような青空です。


ミズエ