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遅くなりましたが。
ハイリンド『きゅうりの花』
無事全ステージ終了しました!
ご来場下さった皆様、ご支援下さった全てのに
心から感謝申し上げます。


今作品を上演するに辺っては実に様々な出来事があり
ここまで来れた事が本当に当たり前じゃなかったと
心の底から思います。


8月に公演予定だったこの公演を4月に変更したのが10月。
やんごとなき事情ではあったものの
劇場を押さえるにはもう時期が迫りすぎててどこも空いておらず
途方に暮れる。
これはもう、劇場は諦めるか?
番外公演にするか?


取り敢えず上演予定だった「劇」小劇場にキャンセルの電話を入れると
劇場さん「どうされるんですか?」
ハイリンド「いや~、さすがにどこも空いてなくて」
劇場さん「そうですか。今度シモキタに新しい劇場出来るんですけどもし良かったらそこ使いませんか」
ハイリンド「はい使います使わせて頂きます!」
というウソのようなホントのやりとりがあり奇跡的に劇場が決定。


そして8月公演では無理だったけど4月なら出来るよと言う事で
土田英生作品大好きな水下きよしさんに演出を依頼、快諾を頂く。
時期を変更して正解だったんじゃないの?と皆で盛り上がる。


しかしここで大きな出来事。
水下さんから一度会って話したい事があると
12月に皆でお会いした時にご病気のことを知らされ。
寝耳に水のお話に一同絶句。滂沱の涙。
そういえば直近の公演を降板されていたのが気にはなっていたのだけれど。


それでも、水下さんの並々ならぬ意気込みに
一丸となって上演しようと誓い合う。
台本をお送りし、チラシのコメントを頂く。
水下さんの体力も考え、打合せも極力、メールで。
しかし久々に会って打合せをする事になっていた1月24日。
水下さんの永眠。


悲しみと申し訳無さと戸惑いの中
花組芝居主宰の加納さんを始め
色々な方にご相談し(本当にありがとうございました)、
直前にも関わらずお受けくださったのが
昨年11月てがみ座でご一緒したばかりの扇田拓也氏でした。


客演、スタッフの皆さんにも多大なるご理解とご配慮を頂き
いつも以上の力を貸して頂きました。
新たな船出をしてからはあっという間で。
気がついたら劇場入りしておりました。


初めての劇場で慣れない事も沢山ありましたが
そんな諸々を含めて皆が
「成功させたい、いや是が非でも成功させなければ」
という思いで一枚岩になって下さいました。
まるで魔法でもかかったみたいに。


これも含めて水下きよしの演出か?


千秋楽の挨拶の時にふとそんなことがよぎり
感謝の思いが溢れ出てしまいました。


個人的には…とっても苦労しました(笑)
役作りというか、お芝居そのものに関して。
公演中も試行錯誤。
皆さんの反応に教えられること多々あり。
とっても勉強になりました!


夢のような日々はあっという間に終わり
皆それぞれのフィールドで活動を始めています。
これからも変わらぬご声援を頂けたら幸いです。


写真は初日に誕生日を迎えたはざまみゆきを
初日乾杯の席でお祝いさせて頂いたの図。
真ん中二人はカメラを向けられ女優気取りです。
そういえば久々の四人揃っての公演だったなぁ。
四人でなかったら乗り越えられなかったなぁ。


最後にもう一度、全方面に心からの感謝を込めて。
本当に有難うございました。





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