[鎌倉たね散歩 25]妙本寺。

久々の鎌倉リポート。
つい先日、イコモスの勧告で鎌倉が世界遺産に不登録に。
まだ世界遺産委員会は先だけど、この勧告が委員会で覆った前例はないので
ほぼ確定ということですね。



世界に認められなかったのは残念ですが
鎌倉という街全体が大変な遺産であるのだという
住んでいる人間の大きな意識付けになったし、
なんか今後更に鎌倉なりの文化保全のやり方とか意識とかが
醸成されて来る気がしてます！



という訳で。
鎌倉散歩、してきました～。
場所は名門、妙本寺。
身延山久遠寺、池上本門寺に並ぶ日蓮宗の本山です。



この一帯はその昔、比企一族の屋敷があったところで、
北条氏との政争とかがあってとっても因縁深い場所でもあり。
現在は比企谷(ひきがやつ)と呼ばれ、敷地内には幼稚園(大円坊)もあります。



鎌倉駅から徒歩…7分。くらい。
結構近いんですが、敷地内に入ると別世界。

ここね、冬に来たことあったんですが
あまりの印象の違いにびっくり。
この青々と茂る新緑の荘厳さと言ったら！
是非体感して貰いたいですね～。

少し進むと赤い門(二天門)が見えてきます。



その門の所に置いてある機関誌みたいなのが
結構読み応えありでオススメ。
志を置いて読んでみましょう。

二天門を抜けると正面に見えるのは祖師堂。

左を見ると日蓮上人の大きな像がそびえ立ってます。
開祖は弟子の日朗上人ですが
恩師をしっかり祭ってありますね。

左を見ると、比企一族のお墓。
日蓮宗のお寺ということで建てられましたが、
立てたのは比企能員の変で生き延びた能員の三男、能本。
色々調べると、武家社会黎明期の鎌倉時代の壮絶さが
目に浮かんできます。

そして正面の祖師堂。
鎌倉最古の木造建築です。
荘厳ですね～。見とれます。

平日の昼でしたが
写生に訪れている方も沢山。
この風景は収めたくなりますよね。

そんなこんなで、
鎌倉、妙本寺。
これからいい季節です。
6月は紫陽花も咲きます。
少し奥まっているので訪れる人もそんなに多くないだけに
穴場ですよ～。








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