多根周作オフィシャルブログ「棚から牡丹餅」powered by アメブロ-theaterguide

ハイリンド×サスペンデッズ

『グロリア』

稽古終了しました。





思えば始まった頃はまだ夏の日差し。

このシアターガイド用の写真撮影も汗だくで臨んだ覚えがあります。

最近では外はずいぶん涼しくなりましたが

出来上がった作品では全員、逆に汗だくになっております。

防音のため締め切るんですけどね、結露してます。





そんな、暑く熱い作品に仕上がりました。

14日(木)いよいよその幕が上がります。





今回、大きなテーマの柱に「戦争」というのが入っています。

これね、なんでしょう、僕らの世代にとっては

ある意味ちょっとやっかいなトピックではあると思っていて。





僕たちは戦争を経験した事がない。

でも上の世代、爺ちゃん婆ちゃんの世代は確実に実体験していて、

その体験談なんかを聞くともう、その実体験に裏打ちされた圧倒的な言葉の前に

本当に大変なことだったし、繰り返してはいけない事だと思うし、感じる。




しかし、いやだからこそ。

戦争を経験していない僕たちの口から戦争について語るという事は

非常に憚られる、という世界がある。

戦争を知らない世代が知ったような口をきくな、なんて言われてしまうのではという引け目。

いや何を言ったところでそもそも僕たちには分りっこないんだという、ある種の思考停止。

そういったものからの支配、あるいはそもそもの無関心から

自分にとって何なのかという所まで戦争というモノを引き寄せる術を見出せない。見出さない。

という場合が多い。気がする。





回りくどいな。そして要を得てないな。




要は今回の作品はそういう「戦争」というモノに対して僕ら世代が抱いてしまっている観念を

そろそろ自分たちに引き寄せて考えてみてもいいんじゃないか、っていうところから始まった。




何度もディスカッションをして、資料を読んで、それを寝かして。

そして生みだされたのが今回の『グロリア』。

勿論、生みだすのに最も魂を削ったのが作家・早船聡氏。





それが皆さんの目にどう映るかは

明日劇場入りして準備して、初日の幕が上がるまで全く分からないけれど

とにかく何が言いたいかというと

意欲作ですよ!

ということ。

是非是非、劇場に足をお運び頂きたく。





チケットはCoRich舞台芸術!専用予約フォーム または

ブログ特設チケット予約フォーム まで!




それからCoRich舞台芸術!のトップページ

今週一杯(?)『グロリア』のリンクが表示されてます!

サスペンデッズが全開公演でCoRic舞台芸術まつり!2010春において

準グランプリを獲得した副賞として!

まぁハイリンドは何もしていないのですが…。

という訳で、是非チェックしてみて下さいませ!




あ、CoRichの『グロリア』の詳細ページはこちら から!





さて、明日から、というか今日から劇場入り!

気張って参ります!






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