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雨の日が続いている。


雨は基本的に好きじゃないけど、

雨が上がった後の、あの澄んだ空気が好きだ。


雨が空気中の埃や塵を洗い流してくれて、

路面が濡れているのも手伝って、

上がった直後はなんだか空気が綺麗に洗濯されたみたい。


路面が濡れていると言えば、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で

デロリアンが初めて過去にタイムスリップする時、路面は濡れていた。

あの時主演のマイケル・Jフォックスは

人気テレビドラマ『ファミリー・タイズ』の撮影と平行してやっていたため、

かなり滅茶苦茶なスケジュールだったそうだ。

あれを撮ったのも確か、深夜か夜明け前。

雨が降ってたけど、うまく上がったので撮影を敢行した、みたいな話を

どっかで読んだ気がする。


あの画面にも確かに、雨上がりの澄んだ感じがあって、

過去へタイムスリップするというエキサイティングで神聖な場面に

花を添えていた。


雨上がりなんだからもっと奥ゆかしい映画を思い浮かべられればいいのだけれど、

あいにくそっちにはそんなに明るくなく。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は僕の思春期に観た映画の中で

『スタンド・バイ・ミー』や『グーニーズ』に並んで5本の指に入ってしまう映画なのだ。

あの躍動感、緊張感。

観る者を先回りさせず、常に裏切りながらテンポ良く進むあの感覚は

思い出すだけでも心が躍る。

それこそ、ビデオで録って擦り切れるほどみた。

あ~、頭の中でテーマソングが駆け巡り始めた。


ちなみにパート2、パート3もあったけど、最初のが断然好き。

パート2はパート1を凌ぐ人気だったらしいけど、

パート3は続編を作る段階から撮影が決まってたらしいけど、

パート1の完成度から見るとやっぱり見劣りしてしまう。僕はね。

シリーズものの難しいところよ。


もう一つちなみに、日本語吹き替え版はテレビ放映では二種類あって、

マーティ=三ツ矢雄二、ドク=穂積隆信っていうのと、

もう一つはマーティ=織田裕二、ドク=三宅裕司のバージョン。

前者は最高だったけど、後者は聞いてて可哀想になるくらいミスマッチだった。

吹き替えには人気とは関係ない、確かな技術と相性というものが大事だと

子供ながらに感じたのを覚えてる。


話は逸れたけど、今関わってる『ピーターパン』 が、

こんな風に誰かの心に残る作品になればと心から思う。

連日の歌稽古でナンバーを重ねる度、その予感はしてるんだけど。

そういうチャンスに巡り合えた事に、感謝。


写真は雨が降らなかった何日か前、自宅から見えた夕日。

雨上がり、好きだけど、やっぱり晴れてるのが一番好きかな。




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