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我がハイリンドでも二度、演出をして下さっている
西沢栄治 さんが主宰するユニット、
JAM SESSION を観て来た。

和洋を問わず古典に挑戦し続けるJAM SESSIONも
今回が7回目。
立派だ。
しかも公演毎に色んな部分がバージョンアップされている。

で、今回は
『億万長者婦人故郷ニ帰ル。』

またまたヘンなのを掘り出して来た。
どこの国の、いつの作品かも分からない。
大体誰だフリードリッヒ・デュレンマットって。
舌を噛みそうだ。

まぁ興味深いって事なんだけど。


しかも主演はハイリンドにも客演してくれた事のある
Theatre劇団子斉藤範子 ちゃん。
この人が西沢さんと組んだ時にはハズレがない。
いや、いつも素晴らしいんですが、とりわけ。

という訳で、観に行かない訳には行かない。
いやもう観に来てるんですが。

と、ここまで書いたら開演時間。
残りは後ほど。

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で、残り。

いや~。
凄かった。
何が凄いって、斉藤範子が凄い。
思わず呼び捨てだ。
女優を超えて怪優だ。

作品的にも考えさせられ、
今でも頭の中はグルグルだ。
演出はこれぞ演劇!なる西沢氏独自の技法が随所に見られ、
国も時代も違う話を
現代に生きる僕達の前に
時空を超えて生き生きと蘇らせた。

という訳で、良かった。

ちなみにフリードリッヒ・デュレンマットはスイスの劇作家で、
この作品は『訪れ』という邦題で1964年に映画化されている。
最近ではショーン・ペンが彼の作品で映画を撮って
話題になった(プレッジ )。
結構有名な方でした、すんません。
勉強不足が恥ずかしい。



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