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ドバイ滞在三日目。
午前中時間があったので、
ホテルからクリーク(運河)沿いに歩き、
途中からアバ(水上タクシー)に乗ってスーク(市場)へ。
一昨日見て回れなかった所を中心に、
旧市街をブラブラ。

いや~、刺激的。
金曜日は僕たちでいう日曜日にあたり、
お休みを満喫しようと男達が街に溢れている。
その男たちに店の男たちが凄い剣幕で宣伝を繰り返す。

みんな、男たち。

店の男たちは観光客と見て取るや、
例外なく吹っかけてくる。
こちらはその半額を要求して交渉がスタート。
色々やり合って、最終的には
大体2~3割下がった所で交渉成立。
もっと出来たかもしれないけど、
その過程がエキサイティングで。

それでも、新市街に出来た
新手のショッピングモールに比べたら
三分の一だ。
モノは同じなのに、だ。
驚愕だ。


旧市街を通りながら歩いてホテルに帰る。
さっきより明らかに多くの人だかりが街を覆い尽くす。
女性を探す事が困難な程溢れかえる男たちが
何をするでもなく、ただその深い視線を泳がせる。

彼らの正体は、
アジアの他地域からの出稼ぎ労働者。
休日の今日、彼らにはする事も居場所もなく、
こうして街で時間を持て余すより他に術がない。

ドバイの急成長が、
こうしたアジアの出稼ぎ労働者による
マンパワーという下支えがあって実現している事実を
図らずも知る事となり。

すげぇ国だ。


午後はドバイを取り巻く砂漠地帯を
ランドクルーザーで走り抜ける
「デザート・サファリ」を体験。

ジェットコースターの様なドライブは
楽しむ域を超えて冷や汗モノでしたが、
360度見渡す限り砂の世界は
今までに経験した事がない感覚。


目の前の砂漠と、あのビル群と。
ここからあの都市は生まれたのか。
その単純な現実だけを見せられた今、
そこに見え隠れする彼らの生き様そのものに
強く興味を持たざるを得ない。

砂漠から帰り、
慌ただしく帰り支度をして飛び乗ったハイエースの中で、
窓から見えるビルやらハイウェイやらを
ぼんやり眺めながら、
溢れそうになる頭の中を必死で整理しておりました。


そんな、ドバイでの最終日。
明日は早くも帰国です。



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