3cfd86de.jpg一体誰が決めたのだろう。
小学生の頃、水溜りに氷が張るほど冷え込んだ朝でも
「『子供は風の子』でしょ!」なんて言われて
半袖半ズボンで学校に行かされた。
あれから随分経って気づいたけど、僕は寒がりだ。

騙された。
よくもそんな出鱈目を。
誰がそんな無責任なことを。

と思っていたら

「子供は大人より体温が高いので
いくら寒くても戸外で遊びまわるものの例え」
または
「風の子なのだから寒いからといって家の中に居らず
外で元気に遊べという戒め」

という説明が江戸時代の『醒酔笑』なる本に書いてあるとか。
随分と昔から言われていたようである。

にしても、だ。
それにしてもこの二つの定義。
体温高かったらさむくないのかなぁ。
温度差は増すわけだから余計寒くなるのでは?
二つ目なんてめちゃくちゃだ。
定義の段階で「風の子」って決め付けてるもんなぁ。
信憑性は低いと言わざるを得ない。

しかしこの写真。
稽古場である廃校となった小学校の校庭で無邪気に戯れる子供たち。
周りに昨日の雪が随所に残っているにも関わらず、だ。

昨日出来なかった豆まきを校庭からやっていたら
大喝采で寄ってきて投げた豆を投げ返して来た。
あまりに素晴らしいはしゃぎっぷりで、
ちょうど来ていた音響さんが「音源に」とすかさず録音したくらいだ。

これを目の当たりにして、やはり思った。

「子供は風の子」だ。

 

↓人気blogランキングに参加してます。一日一回、ポチっとよろしく!