年に一度のM.O.P.公演。

キャンセル待ちの列が紀伊國屋サザンシアターをはみ出して
連絡通路まで伸びている。
作・演出のマキノノゾミさん自らが
開演前に遅れる事へのお詫びの挨拶をする程。

今回、なんと40回目。
僕は前回初めて「目撃」したのだが、もう釘付けだった。
今回はしかし、更に面白かった。

最近はマキノさん筆頭に皆さん外部で引っ張り凧で、
劇団員全員が揃うのは6年振りらしい。
正に今しか見れないステージ。

脚本・演出・役者・ステージング、
全てが気張らずまた必然性を持って反応し合ってて、
一々カッコイイ。
前回もかなりやられて、今回は注意して観てたんだけど、
最後の最後でまたもややられてしまった。

カーテンコールを見ながら、
なんだか凄い瞬間に遭遇してる気がした。

終演後に参加した飲みの席。
出演者だけでも豪華なのに、そこに
宮田慶子さんや高橋克巳さん、佐々木蔵之介さん等豪華豪華。
昨年2月に参加したワークショップで一緒だった林英世姉さんと久々に話す。
話の端々に彼女のM.O.P.への、そして演劇そのものへの愛情と情熱が伝わって来る。

と、リリパット・アーミー2という関西のオモロ劇団の主宰わかぎえふさんがツカツカ歩いて来て、
「『猫堀骨董店』観たよ」

えええっっ。
もう、「えええっっ」しか出ない。
光栄にもひとしきり猫堀話で盛り上がらせて頂く。
ホントに何処で誰に観て頂いているか分からないものです。
英世姉ぇにしろわかぎさんにしろ、ホントに演劇を愛してらっしゃる。
そういう諸先輩方の姿勢を間近に感じられることは、
何よりの財産だったりする。
いやホント、まだまだですわ。

最後に英世姉ぇから一言。
「M.O.P.に気をつけな」
そんなM.O.P.公演も明日が楽日。ちなみに殆ど売り切れだそうです・・・。