SOTRWYsh0016_I.jpg 箱根に行くのは何時ぶりだろう?


最後に行ったのは…。
確か一年半くらい前。
バラエティーのロケかなんかで。
ホテル缶詰だったような。
よく覚えてない・・・。


今日はお婆ちゃんと母さんの三人で。
外は快晴。江ノ島だー富士山だー。
しかも車運転久しぶり!メチャ気持ち良い~!

僕の運転する横でナビをいじり始めた母が
設定した目的地は・・・。

『箱根ガラスの森』。


…?


どっかで聞いたこの響き…。

「ガラスの森」?


…。


ななななぬゎんと、

猫堀のミュージカルナンバーではあーりませんか!(遅っ)

え、何で?

母さん、話知ってたっけ?


「いやなー、こないだ行って素敵やったから

母さん(僕から見ると婆ちゃん)にも見せたろ思て」


実際、素敵なところだった。


ヴェネツィアン・グラスの誕生から発展、衰退、

そして再興までを当時のグラスを展示しながら鮮やかに蘇らせ、

また一方で現代ガラス芸術の最高峰にも迫っている。


土産物屋さんも充実した品揃えのほかに(皆さんここが目当て)、

自分でガラス細工を作れたりと、一日いても楽しめる。


そこから少し離れた庭園に、『ガラスの森』はあった。

現代ヴェネツィアン・グラスを代表する作家、リヴィオ・セグーゾの作品。

風に靡いているかのようなパイプ状の透明なガラス達は、

どこか新しくて、神秘的。

自由。

箱根の自然と見事に調和してる。


ただ使われた歌の題と同じ名前の作品があったというだけなんだけど、

妙に親近感が沸いてしまって。

僕のこと、待ってた?みたいな。


お婆ちゃんも綺麗やねーと見惚れれば、

母さんもホント初めて見たわーと目を細める。


…?


え、あなた3回目ですよね?

って事はつまり、これまでの2回はお土産屋さん止まりだったって事?

「まぁ、そういうことになるかな」

いや威張らない威張らない。

威張る意味が分からない。


あのねー、仮にもこの場所の名前となる作品ですよ。

気ぃ付けてよ、ホンマ。

僕付いて来て良かったわ。


てな訳で、ぶつぶつ言いながらも楽しいひと時。

ガラス細工も作って来ました。

家で届くのを待ちながら、世界史受験だった僕は

ヴェネツィアの文化経済史を復習しましたとさ。


これ、めっちゃオモロイ。

キーワードは、ムラノ島。

(うわーマニアック。頻度1です)