GG8FP8sh0005_I.jpg時間がない。
朝から昨日の片付けと場当たりの準備、そして場当たりと、瞬く間に時が移る。

昨日やってみて足りなかった小道具類を、前回出演者で今回も手伝ってくれてるゆかぞう(写真左)とにお願い。
正に大車輪の働き。

皆々様方のお力により、何とか開幕。
初日にもかかわらず、110人を超える(超えてたと思う)お客さんにご来場頂きました。
本当に、有難う。

終演後、劇場ロビーにて簡単な初日祝い。
その後、ゆかぞうのお客さんである片山先生(高校の先生です)ご一行様に
寄せて頂き、つかの間のお祝い。

片山先生は前回、前々回のミノタケもご覧になっているらしい。
国語の先生だそうで、おむすびが出てきたとき、

「おにぎりとおむすびは違うって知ってた?」
何でも「おにぎり」は、握るという言葉通り、片手でも作れちゃうけど、
「おむすび」は結ぶ、二つの力が結実して一つになる、見たいな意味が
あるそうだ。

方丈記の冒頭、序文に
「行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しく止とゞまる事なし。世の中にある人と住家すみかと、またかくの如し。」
とある。この「かつ消えかつ結びて」の部分、ここから「お結び」は来てるのだと。
さすが国語の先生。仰る事が深いです。

それにしても方丈記、なんと美しい言葉の連なりなんだろう。
リズムが小気味よく、言葉も的確。
長い時の洗練を受けてきただけはある。なんてえらそう?

それにしても、何とか初日は開けたけど、
個人的には・・・まだまだいける。
もっともっと生きられる様。
明日からまた勝負の日々が始まる。