F1中玉トマト101

 

強い甘みで食味が良く、夏秋露地栽培でも裂果に強く、作りやすいミディトマト

 

 

特性

〇果は、糖度が高く控えめの酸味とのバランスがよく食味に優れる。果肉は、極端に硬くなく、果皮も薄いので食感もよい。果形は丸形で果皮に光沢があり見栄えもよい。

花房は、10~14果平均のシングル花房主体で、果重は約30g平均となる。

〇草姿は、複葉がコンパクトで全体的に細身だが、茎は中位、草勢は中~中強になる。

〇斑点病、ネコブセンチュウ等の病害や、チャック、尻腐れ、シモフリ等の障害にも強い。特に、果皮は薄いが夏秋露地栽培でも裂果に強く秀品率が高い。ToMVやハカビ病、萎凋病などについては未確認。

 

栽培

〇各地域で周年利用可能と思われるが、食味や裂果耐性を生かした夏秋栽培に適する。

栽培のポイントは、1段目の着果(3~4段目開花)を確認してから追肥を行い、各段開花を目安に徐々に追い上げていく。元肥が多すぎる場合、下段の着果に失敗すると栄養生長側へ偏りメガネの発生につながるので注意する。