F1 ミニハクサイ104・105
毛じがほとんどなく、葉が厚くて甘い 生で食べてもおいしいミニハクサイ
特性
〇葉は、毛じがほとんどなく、葉脈(白い部分)が厚くみずみずしく、歯切れもよい。低温期には糖度が上がりやすく食味がよいので、煮炊き、漬物のほか生食にも向く。ベビーリーフ~結球期まで収穫利用できる。
〇8月蒔きの場合、定植後55~60日で収穫適期になる黄芯系極早生種。
〇外葉は、コンパクトで密植もできる。
〇定植密度にもよるが、結球は球長約20㎝、球径約12㎝、球重約900gが標準となる。
〇球形は、尻張りの強い包被型で、普通種と同程度の葉の厚さになる葉重タイプ。同じ大きさの他品種よりもズッシリと重くなる。
〇104は、105よりもやや早生だが球形がわずかに大きい。105は、104よりも在圃性に優れ、低温にもやや強い。
栽培
〇栽培適期は、関東地方では7~8月蒔きが適期となる。
〇栽培密度は25㎝×25㎝が限度で、25㎝×30㎝程度が栽培しやすい。
〇やや草勢が大人しいため、元肥はNで16~17㎏/10aで、定植後10~15日で1回目の追肥(N・K2㎏)、結球開始前に2回目(N・K2㎏)、場合によっては3回目の追肥を行う。